鼻中隔湾曲症の手術を受けた話②

手術のメリットを考える

「鼻の通りが良くなったら、歌がうまくなるかな!?」
歌うことは好きだけど、なんせ裏声と高音が出ない出ない…YouTubeで「裏声の出し方」なんて検索することもしばしば。
カラオケは嫌いじゃないし、もっと人前でそれなり歌えるようにもなりたい。自信を持って気持ちよく歌声が出せるようになったら最高じゃないか。なんて。

もちろん、歌声だけが診断をもらいに行く理由じゃないですよ。鼻中隔湾曲症について自分で調べるうちに、空気が十分に吸えないことによるコストパフォーマンスの低下とか、実際に手術を受けた人のレポを読んでますます手術をしない選択肢はなくなっていきました。

ついに耳鼻科に行く

そこそこ近くの耳鼻科にとても良いお医者様がいることが分かりました。鼻中隔湾曲症他、鼻の内視鏡手術の経験が豊富で、優しそうなお顔の院長先生。(お医者さんの雰囲気って大事ですよね。)
今年1月、予約をとって診察へ。初回はレントゲンとかは撮らなかった気がします。鼻にカメラを突っ込んでの診察。鼻の内部をパシャリ。
「これは鼻中隔湾曲症ですね。かなり左鼻が狭くなっているので手術適用になります」と。
やはり!その場で手術を検討しています、と即答しました。

初回は簡単な診察のみで帰宅。
読み通り手術適応の[鼻中隔湾曲症]の診断を下されました。
思えば、小学校高学年から中学生の成長期に毎週のように突然の鼻血に悩まされていたのも、どうやら鼻中隔湾曲症の影響のようです。約10年ぶりに鼻血の答え合わせができたところで、手術の計画を立てていきます。

術前検査

手術をするために、まずは病院でレントゲンとCTを撮っていきました。湾曲した鼻の骨はさることながら、CTの写真を見てさらに驚きました。鼻の内部の左右差が1:3くらいなんじゃないかと思うほどに歪んでいて、右の下鼻甲介は肥大しているのです。(鼻中隔湾曲症の人は下鼻甲介肥大も併発していることがほとんどらしい。)
先生曰く、「嗅覚弱そう」とのこと。歪みが邪魔して、匂いが嗅覚のセンサー?に届いていないんじゃないか、と。自覚はないけれども、嗅覚の改善も見込めそうである。

術前の血液検査でアレルギーの有無も確認。花粉複数種とハウスダストで陽性。肥大した下鼻甲介を縮小することで、アレルギー性鼻炎も改善が見込めるとのこと。

息を深く吸えるようになることが目的でしたが、鼻炎も改善されて、嗅覚もさらに良くなるとは思いませんでした。
あわよくば歌が上手くなればいいな…というのは私の勝手な願望です。


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