怖い、けどツイている
自宅の庭に『さつき』の盆栽が10鉢くらいある。
どれも年齢に例えると40歳前後。
古いものは私が産まれる前からあるらしく、引っ越しも一緒にしてきた。
アパートやマンションに住んでいた時、台風が接近する度、ベランダから部屋の中へ避難させていたことも楽しい思い出。
今年も元気に花を咲かせてくれた。
写真を撮ろうとして、ふと思った。
父が毎日、丹精を込めて世話をしてきたから、毎年きれいな花を咲かせてくれる。
それを当たり前に思っているんじゃないか?
その父もいつか必ずいなくなる。
そんな大事なことを忘れている。
今、そう感じて、時間は限られているんだ、と怖くなった。
今、そう気づけて、私はツイているんだ、と心が前向きになった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?