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親から子へと技を伝える小鹿田焼き。その窯元へ行ってきました!

大分県に引っ越してきてから出会った「小鹿田(おんた)焼き」。
はじめは何と読めばいいのかわからなかったのですが、一度覚えたら忘れそうもない不思議な読み方で美しい響き。
出会ってからというもの、何気なくインスタグラムを見ていても「あ、この器は小鹿田焼きだ!」とわかる、印象的な「飛び鉋(かんな)」「刷毛目」の模様。


小鹿田焼きは開窯以来、親から子へと技を伝える「一子相伝」で継承されています。
9軒の窯元が300年もの間、家族だけで継承し、お弟子さんや職人の方を雇わずに守り続けているのです。

す、すごい。。

その9軒の窯元がある大分県日田市の「小鹿田焼きの里」へ先日行ってきました。

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想像していたよりも山奥で、静かな里山。
集落の中を川が流れ、その川の水で動かされる唐臼の「ギ――・・・・・ゴトンッ」という音が聞こえてきます。

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水の力を利用して土を砕いたり、共同の窯が並んでいたり、軒先で模様を入れている光景は、まるでタイムスリップしているかのような感覚でした。

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隣の家へ、隣の家へ、というような感覚で集落内の窯元を周ります。

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器の魅力はもちろんのこと、窯のあるこの集落がとても素敵な場所でした。

行ってよかった…!と、心から思える場所でした。

私が働いている界 別府の客室の茶器や、夕食の先付けの器には小鹿田焼きを使用しています。小鹿田焼きの魅力に触れてもらえるきっかけになれば嬉しいなぁと、改めて思いました。

先日大分県内からお越しくださったお客様が、ご滞在中に「なんだか自分の住んでいるこの大分県が素敵な場所に思えますね!」と仰ってくださいました。
地域の魅力を活かしたおもてなしというのは、まさに私が携わりたかったことで、滞在を通して大分の魅力を感じていただけたのならば本当に嬉しいことです。


では最後に、すっかり小鹿田焼きに魅了された私の購入品を・・・!

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