紙巻たばこ4種終了に伴って、喫煙者へのねがい
私はタバコを吸わない。思春期を拗らせた頃に吸ってみたことがあるけれど、排泄物まで独特の悪臭になるので、生涯吸わないことを誓った。
今でもタバコを吸う人は知人友人にはそれなりの割合存在していて、日々、マナーやルールを守って吸うところを探していたり、吸い殻をきちんと回収しているのできちんとしている人がいるのも知ってはいるので喫煙者全員に対して大きな主語で何かを言う気はない。だが、不思議なことに日常生活で目につくのは、多くの喫煙者(タバコを吸う人というより、火が付く煙の出るタバコ吸っている喫煙者)が条例を無視して路上や公園で勝手に喫煙したり、歩行しながら喫煙した挙句、吸い殻を色々なところにポイ捨てするので、正直好ましく思っていない。
この時期は落ち葉に燃え移って火事にでもなりかねないけれど、喫煙者は注意しても逆ギレするか、フラフラ聞き流すかのどちらかである。
そんなさなかに誰かが言及していたので、JTが紙巻たばこ4種終了を告知したことを知った。JTは唯一国内生産している日本の企業である。その歴史は長く、専売公社だった名残で食塩の精製販売や医薬品事業など多角経営されている。余談ですが、他のフィリップ モリス ジャパン合同会社やブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン合同会社もタバコの輸入販売などを行っている。
JTのサイトをよく見ると、10月のプレスリリースでも紙巻たばこ4銘柄を廃止しており、細分化しすぎたブランドの統廃合をやっているように見える。要はタバコの種類が減るのは事実なんだが、プレスリリースをよく見ると新製品出したりしているのでタバコの銘柄そのものが劇的に減っているわけでもない。価格が500円台から700円近くになっているのも少し驚いたのだが、免許制にしてもよいと思うくらい、雑にルールを守らずに吸っている人に嫌悪感があるのでもっと課税して、諸外国と同じくらい恐ろしい写真をパッケージに貼ってもいいとすら思う。
こういう思考回路になるのには、日常的に目にする喫煙者の日々の振る舞いにもあるが、ニコチン依存症治療に保険が適用されるというのにも、正直嫌悪感がある。依存症になったのは、自分の意思でタバコを吸い始めた人達なのに、なぜ保険適用で治療を受けられるんだ、と。保険適用外の治療があまた存在するのに、自己責任の保険適用はあんまりである。
主語を大きく何かを言う気はないのだけど、罰則が明確になるような法改正でもない限り、禁じられた場所で煙が出るタバコを吸ってポイ捨てする人は絶滅しないんだろうな。