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サンバのリズムを中東の打楽器で

先日ダルブッカ奏者の牧瀬さんのレッスンを受けてきました。

・リズム
・フレーズ
・ドラムソロ構成
・奏者とダンサーもしくは奏者同士のコミュニケーションの取り方
…など教わりながら、
・ダルブッカとジルの音を試行錯誤合わせながら作品を作っていくレッスンを継続的にお願いしてます。

今回はアラブのリズム以外にも
サンバのリズムも出てきて、
そのリズムをダルブッカとジルでどう表現していくのかを考えるのも面白かったです。

でも今一つしっくりきませんでした。

昔とてもお世話になったサンバ(ダンス)のオリヴェイラのりこ先生から教わった、
タカシカタカシカ…というリズムとサンバステップを思い出しましたが、
他にも色んなことを教わったはずで、
ちょっとずつ思い出したくてサンバに出てくる打楽器とリズムを調べてみました。

それで、
のぼさんという方のブログ(随分昔の記事です)を見つけたんですけど、
ガンザ、ショカーリョ、ヘクヘク、カバサ、パンデイロ、クイカ、アゴゴ、タンボリン、ヘピニキ、カイシャ、マラカシェッタ、スルド…
聞いたことのあるような無いような楽器の名前を見るだけでわくわくします。

のぼさんがおっしゃるには、

サンバの打楽器の要素は
・高音のシャカシャカしたキザミ
・低音
・アクセント
の3点セットに加えて中音のビート

ざっくりいうと、
高音のギザミは、
ガンザ、ショカーリョ、ヘクヘク、カバサ、パンデイロ
(ドラムセットのハットに相当)

アクセントは、
クイカ、アゴゴ、タンボリン
(ドラムセットのスネアに相当)

低音は、
スルド
(ドラムセットのバスドラに相当)

…だそうです。
譜面も載せてくださっていたので、
この要素とリズムを参考にすれば、サンバのリズムをより立体的にダルブッカとジルで表現できるかも!と静かに興奮しました。

ただ、のぼさんがおっしゃるには、

ドラムセットはリズムの3要素を1人で演奏できる合理的なシステムだけれど、ブラジル音楽は特に分厚いパーカッションアンサンブルを持った音楽の1つ

だそうです。
全くそのとおりですね。
・1つの楽器(ジルの音)の中に色々なイメージを含ませる
そういう私の考え方とは根本的に逆で、
サンバをまるでわかってない人だな私…と少し恥ずかしいような気持ちになりましたが、

逆の事をやってきたから、
今日のぼさんのブログの文字と譜面から、今までにない程圧倒されるサンバの体験ができました。
夏っぽい体験でした。

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