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『青い空に出逢えた』〜変わってしまった夢への思いとあなたの笑顔〜

こんばんは、まこです。

未歩さんの曲を1曲1時間語る企画、1曲1時間ラジオに前々回から参加させていただいております。

今回の曲は『青い空に出逢えた』なので、私なりの解釈で紐解いていこうと思います✨

曲はこちらです。 

初めて聴く方、とてもいい曲なのでよかったら(布教)

では、早速語っていきます。   

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二人の関係性

この曲を語る上でまずこの二人の関係性について私の妄想、設定を書かせていただきます。

主人公
20代前半
学生時代に軽音サークルで彼と出会った
社会人

彼(歌詞ではあなた)
20代前半
主人公とは同い年。
音楽業界で活躍することを夢見ている。

2人は元は友達。
彼の音楽への気持ち、夢を追う姿に惹かれ数年前から付き合っている。
彼を支え一緒に夢を追っていた。

1番 〜恋の楽しい時期〜

1番の歌詞は全体的に明るい主人公の気持ちが表現されています。

今日はシグナル くぐり抜けてあなたに会いにゆくわ
にぎわう街できらめく風 頬に吹いたから

シグナルは信号機のことでしょうか。
信号を待ってる時間もワクワクするような待ち遠しいようなそんな気持ちかなと解釈しました。
この部分で恋をしている時の、待ち合わせ前の楽しくてドキドキする気持ちが伝わってくるような気がします。

風すらもきらめいて見えるんです。
きっとワクワクしています。

雲間にのぞいた天使たちのはしご
腕を伸ばし 静かに乗り 終わらないどこまでも行ける

抽象的なワードですね。
前述の二人の関係性の通り、彼は音楽の夢を追っています。
主人公もその夢を一緒に応援している関係です。 

主人公は彼との待ち合わせに向かう中、空を見上げて雲間からのぞく日差しを見ました。
彼との夢を一緒に叶える道のりや努力が良い方に向かっていくように思える心情がここに現れていると感じます。
恋をしてる時ってそんな小さなことでも結びつけて幸せに感じてしまう瞬間ってあると思うんです。

青い空に出逢えた
どんな時も同じ方向を見つめていたい
最後まであきらめないで 夢のかけら集めて七色に輝かせて
ahh 探してた答えは きっとそこにあるから

ここで言う"青い空"は彼という人、夢に出逢えたと言う意味だと思いました。
同じ方向をみて、彼の夢を支え一緒に追っていきたいと希望溢れる未来を描いている。
そんな主人公の純粋に彼を応援する、支えたい気持ちがここに表現されていると思います。

2番 〜方向性の違い、別れ〜

2番になると急に雲行きが…

本当は少し胸が痛い 何かが少しズレた
今日の果てには一体どんな明日を手にするの?
雑踏に紛れた彼がにじんでゆく
もっと側にもっと近く あなたを感じていたかった

本当は少し胸が痛い、"本当は"ということはしばらく抑え込んでいたことが推測できます。
段々と彼との夢への考え方のズレが生じて、初めは自分の気持ちを誤魔化しながら過ごしてきたけれど、そのズレはどんどん広がっていったんだと思います。

そのズレはなんでしょうか。 

音楽の世界で自分が作りたい音楽を作って想いを伝える、そんな彼の気持ちを応援していたのに。
彼の夢は音楽業界に揉まれ、当初の音楽への思いや方向性が変わって売れ筋の曲を作る方へ。
その変化は決して悪いことでは無くて、むしろ夢のためにはいい変化かもしれない。
でも夢の追い方が変わってきてしまった。
よくある応援してたバンドが売れたら寂しくなるような気持ちだ。
間違いなく夢が叶う方向に行っているのに、初めの純粋に音楽を楽しんでいる彼では無くなってしまった…。
そんなズレを感じた主人公。
そして、音楽の世界で売れる度に1歩1歩と遠くに行ってしまう寂しさ。
喜ばしいことなのに素直に喜べない。

それが"雑踏に紛れた彼が滲んでゆく"という表現になったのではないでしょうか。

サビでは時間が経過します。

青い空を見てたら 憧れてた未来のこだわりが消えてゆく
今ではそれぞれ違う道を
歩き出した二人に同じだけ愛が見える
ahh どうか忘れないで 笑顔だけはずっと…

かなり吹っ切れた様子が見受けられます。
別れてしばらくしたあたりだと思いました。
"憧れてた未来のこだわり"=彼の傍で一緒に夢を追うこと。
固執していたその部分が解けて、きっとお互いがお互いのことを思って別れ歩み出した。
彼の夢への思いは私が思っていたものとは変わってしまった、私はもう一緒に傍で支えることは出来ないけれど夢そのものは応援したい。
彼は彼で主人公を自分の夢で縛りたくない。
その2人の思いが同じだけの愛と表現されたのではないかと思っています。

そして昔から大好きだった笑顔、それだけは忘れないで、頑張って欲しいと願いを込めて。

3回目のサビ 〜再会に向けた懐古〜

 ここは2番のサビからさらに数年後だと解釈しました。

せいいっぱい愛した 
でもあなたの夢についてはゆけなかった
ほらあの夏が近づいてく
『願い事はかなうよ』そういつも話してたね
ahh 笑って会える日がくるなんて寂しい

別れたあと、数年経って会う約束をしてその日が迫ってきている場面。
主人公は彼との夢の日々、別れた日のことを思い返します。
あの夏、まだ2人で楽しく夢を支え合っていた時。
彼は『願い事はかなうよ』とよく話していた。
夢を追う彼の純粋な笑顔が懐かしい。
今、彼に会ったらどう思うだろうか。
嫌いになったわけじゃない、私が夢についていけなかっただけ。
だからもう気持ちに整理はついてる。
恋愛感情無しに「あんなこともあったね」笑いあえると思う。
でも昔の楽しかった日々を思い返すと、友達として笑って会えることが切なく感じる。

そんな感情が主人公にはあったのではないでしょうか。

ラストのサビ 〜この愛への気持ち〜

1番のサビと全く同じ歌詞です。
でもここまでのストーリーを追っていくと全然違うものに聴こえますね。

青い空に出逢えた
どんな時も同じ方向を見つめていたい
最後まであきらめないで 夢のかけら集めて七色に輝かせて
ahh 探してた答えは きっとそこにあるから

ここでの"青い空に出逢えた"は1番とは違い、全てが終わったこの恋愛に対して歌っていると思いました。

彼に出会えて、支えながら一緒に夢を追えたこと。
ついていけずお互いのことを思って別れを選んだこと。
それでも笑って再会出来るほどの穏やかな未来を迎えられたこと。
その全ての経験に対して出逢えてよかったという想いに溢れているように感じました。

終わった恋愛だけどお互いに感謝している。
そして、初めと変わらず夢を応援している。

そんな素敵な関係になった主人公と彼。
これが『青い空に出逢えた』の2人の物語。

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あとがき

個人的な妄想や設定を盛り込んでしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
1曲1時間ラジオは3回目の参加になりますが、書く度に長くなってる気がします笑

書いていてかなり感情移入してしまい、私こんな恋愛したことあった?と錯覚するくらいでした😂
それくらい未歩さんの曲には惹き込まれます。
そんなところが大好きです。

これからは色々曲の解釈を書いていこうと思うので良かったらまたよろしくお願いします。

ではまた(*´︶`*)ノ

#小松未歩
#青い空に出逢えた

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