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『向日葵の小径』〜太陽はあなたか、夢か〜

こんばんは!!

暑い日がまだ続きますね〜〜
今回の曲はこの季節によく合う『向日葵の小径』です!

この曲は情景描写が好きです。
穏やかな中に苦しい感情があるので切なくなりますね。

私は向日葵自体は好きなのですが、向日葵畑が怖いんです笑
なんかたくさんの顔がこっちを見てる気がして……私だけですかね?

余談はさておき、今回は短めな小説形式で解釈を書いてみました!
お楽しみください🌻✨

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『向日葵の小径』

9月の昼下がり。
まだ暑さが残る中、私は仕事を終え1人で電車で帰るところだった。
夢だった仕事に就いたけれど上手くいかない。
「あの頃に戻りたいな……」なんて思いながらぼーっと景色を見ていた。
窓からふと向日葵が揺れているのが見える。

「懐かしいな……」と呟く。

向日葵を見たらなにかが変わる気がして1つ前の駅まで引き返してみることにした。

ちょうど今頃だったな、3年前に2人で行った向日葵が揺れる道。
観光地のように大きいひまわり畑ではない。
それでも私たちにとっては思い出の場所だった。

あなたと別れてもう1年になる。

「向日葵って君みたいで好き。夢に向かって真っ直ぐ伸びてるところが似てる。」

付き合っていた時、そんなことを言ってくれた。
それはあなただったんだよ。
あなたが太陽だったから、私も夢を追えたんだよ。

1年経ったって未だに思い出す。
「綺麗だ」なんて幻聴が聞こえてくるほどに。

あぁ、来なければよかった。
気がついたら涙で前がぼやけていた。
2人で歩いた舗道、あの日と変わらず影が揺れている。

あの日はもう戻らない。
分かってる。
あなたのことじゃなく、夢という太陽に向かっていきたい。

でも容赦ない哀しみは消えなくて。
私はしばらくしゃがんだまま、動けなかった。

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こんな感じになりました!

この解釈を考えるにあたって、向日葵に主人公を例える描写「そこが私に似て好きだと言ってくれた」

向日葵は太陽へと向かって伸びていくけれど、主人公は何に向かっていたんだろう?と考えました。

彼が自ら、"自分=太陽で主人公がそこに向かっている"なんて言うのは違う気がする……
そこで浮かんだのが……夢です!
私の解釈にありがちですね〜
個人的に夢がないと動けないタイプなので、そういう解釈が多いのかもしれません笑

夢に真っ直ぐ進む主人公、それが向日葵に見えていたのかなと解釈しました。

主人公も初めはそうだったはずです。
夢という太陽に向かっていたと思うんです。

でも彼と別れてから仕事も上手くいかなくなって、あなたが太陽だったんだ……と落ち込んでいるのがこの歌詞の段階かなぁと思いました。

いずれは前の気持ちを取り戻すと思います。
そうであって欲しいので、「分かっている」に希望を持たせました笑

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この解釈は明日の9/20(水)の向日葵ナイトで語る予定です!!
晩夏にピッタリの曲ですね!

今回も色んな解釈が生まれました!


では明日の22:30にお会いしましょう!!

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