見出し画像

変わってきたモノとのつきあい方、終い方


先日、
テレビ台を作りました。

ケヤキの天板!手触りがお気に入り
ジャスト!手作りすると愛着湧きます

すると、
今まで使っていたテレビ台は
不要になるわけです。

お値段以上でとりあえず購入したので、色や質感に違和感を覚えて幾年月。。また、収納があるせいで、目線が集まる方向にいろいろ詰め込んでしまってました

長いこと和室に置いてありましたが、これがまた場所を取る。。

12月の旅する古物商hito.toさんの定期開催『倉庫の日』に持ち込もうと考えました。
ただ、hito.toさんは戦前や昭和のシャビーな感じでまとまっていて、ホームセンターで買ったテレビ台を引き取ってくれるのだろうか…

古物商って、店毎に得意ジャンルがあるみたいだし。
でも、テレビ台としては遜色なく使えると思うのよね。
だけど、視点を変えて新たにコレと出会う人の目線で見てみたら、ネジ穴があいていたり両面テープが残っていたり、当てたくぼみがあったり、、してる💧

それでも、
hito.toがダメなら実用重視のハードオフも回って
クリーンセンター直行せずに
いろいろ当たってみよう 
とだけは考えていました。

その他hito.toさん向けの藤の椅子やら鉢カバーやらもかき集め、
鼻水出てて作業所を休んだやーくんも乗せて、
奈良井の会場へ出発!

奈良井到着

木曽の奈良井で 大きな建物の倉庫に暖房設備もなく、前夜の寒波もあり 完全防寒のケイトさんが居ました。

椅子や鉢カバーは値がつきましたが、テレビ台は新しすぎるしキズや糊あともあると、輸出品としても難しいとのことで、
持ち帰りとなりました。
運転しながら

さて、次はハードオフか。。

なんだか気分は
このまま
クリーンセンター直行でもいいか…と、
投げやりになったり
どうせのクリーンセンターなら、一度家に持ち帰って工作に使えそうなところを外したり、お!それなら天板は傷んでないし、DIYに使えるんじゃないの?
という泥沼となりそうなアイデアも浮かび、
心は揺れ動きました。

ちょっと待て。
『かもしれない』
『いつか』
ここから離れるがための、
構築した
マイ・リサイクル・ネットワークじゃん!
覚悟覚悟。思い出せ!

覚悟を忘れて油断してたら
DIY材料は、明確に必要になってから集めることにしないと、すぐゴミ屋敷になってしまいます。

ハードオフ到着。
台車に載せて受付して呼ばれるまでやーくんと店内をうろうろ。
そろそろやーくんも気づいてきて嫌がり始めた💧どーなる?
さあどーなる??

ジリジリ五周くらいしてるうちに呼ばれた!

そしたらやはり年数と傷み具合とで、買い取れないので引き取りをとのこと。家を出る時とっさに積み込んだ造花のリースが売れた(苦笑)
10円也

また台車に載せて車に載せた。
ギリ私一人で持てる大きさ重さの規模で、良かったわ。

2カ所に引導を渡されたわけで、
このテレビ台に市場価値は無いとハッキリし、モノの寿命は尽きたわけで、
大手をふってクリーンセンターに持ち込みました。

考えてみたら、
『購入』という『所有』をしたあと、
市場価値(という寿命)がなくなるまで 我が家なりの、その『モノ』の寿命まで使ったってことじゃないのか?

それなら最後の後始末、旅の終わり。葬ってあげるんだ。
クリーンセンターの、いかにも最終処分される雰囲気の中にテレビ台を残して、私は発車しました。

南無処分代300円也の、お支払い

こうした一連の行動をとると
ものを買う行動も変わってきます。
衝動で買わなくなってきました。
私のそんな心模様の変化と、
期せずして地球を覆った新型コロナ騒動やら各地の紛争で、流通にも支障が出始めたり、原材料やら製品等 いろいろ高騰し、平成・令和の元禄期は終焉を迎えた模様。そんなことをきっかけにフェアトレード・適正価格に動く流れもありますしね。なんでこれ98円?利益出るの?お給料払ってるの?ってのもありました。
値段の安いモノでとりあえず買って使ってみて、具合が良かったらそれを捨てて買い直せばいいや。
平和ボケしてましたわ。

それから
一時期、特に使い道も考えつかずに気に入ったからとか好みだからと、雑貨を買い集めていた時期がありました。
その後台頭してきた100円ショップも必要なものの時もありましたけれど、値段の手軽さとバリエーションも広がる中で、新商品チェックや趣味に合うものを買いに行っていた時期もありましたね。

ただ、その消費行動で、
ストレス発散や
その頃の私を支えていた(買い物依存ともいう)危うい時期もあったので、
モノには感謝しています。

だからこそ、次の居場所を見つけてあげたり、
寿命が来ているのなら 私が葬ってあげるのだ。

帰宅したら
想像以上の消耗感。
やーくんのお守りと並行して、モノのお葬式の喪主をしたわけですから。

どっと疲れました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?