スイッチガール
やる気スイッチ君のはどこにあるんだろう〜♫
見つけてあげるよ君だけのやる気スイッチ〜♫
某学習塾のCMソング。
さて、私のやる気スイッチとは?
私はお世辞にも波がない選手とは言えないくらい結果や調子に波があり、
自分のやる気スイッチがどこにあってどう扱えば良いのかあやふやだ。
こんな話をすると
他者から反感をかってしまうが、
私はプロのマラソンランナーという職業に就いていながら基本的に、
走ることが楽しいと感じることが少なく、走ることに執着していない。
これは大問題だ。
ではなぜ走るのか?
なぜランナーという職業を続けるのか?
答えは「走ること」の先にある。
私が好きなのは「走ること」そのものではなく、「勝つこと」だ。
私の中で陸上は分かりやすい世界。
タイムや順位での勝ち負けが全ての世界。
速さと強さが絶対という世界。
駅伝のメンバー選考なんかは良い例である。
駅伝は団体競技と言われているが
他の団体競技と違って駅伝のスタメンは最後までスタメンのままだ。途中交代は無い。
プレースタイル、他選手との兼ね合い、監督スタッフの好み、、、
団体競技ではグレーな選手選考も
陸上競技は速ければ、強ければ、タイムがあれば選ばれる。
そんなさっぱりした世界だからこそ、好きか嫌いか楽しいか楽しくないかの判断基準は基本的にどうでもいいのだ。
そこで気づいた。
私のやる気スイッチは「勝つことへの執着心」らしい。
名古屋ウィメンズマラソン2017でPBである2°27'54"を出したとき、
1ヶ月前の丸亀国際ハーフマラソンで出したタイムよりハーフの通過が1分以上早かった。
それは丸亀国際ハーフでのレースの不甲斐なさと自分への失望からその間の1ヶ月でスイッチが入ったからだ。
他のレースでも同じようなことが多々ある。
スイッチのオンオフの反動が結果や調子の波というものを作りだしてしまっているのだろう。
メンタルの波がそのまま反映されているらしい私のやる気スイッチ。
取り扱いは非常に厄介だし出来れば波など無い方が良い。
だが近頃、他人にも負け、自分にも負けが続いた私のやる気スイッチはいまだかつて無いほどオン状態だ。
今後はこのオンの状態を
レースが無いことや、
故障・怪我などのハプニングがあっても
オフまで切りきらないようにしたいと感じる。
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