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遺贈寄付・承継寄付に興味を持った理由

数年前、お客様のお店でみかけた、横浜市に小児ホスピスをつくろうというプロジェクト(横浜小児ホスピスプロジェクト

私は妹が生まれながらにして余命宣告をされていて、保険屋の娘なのに保険に入れなかった。
いつも死と隣り合わせにいる妹、一度入院するとそれこそ50万や100万というお金が飛んでいく。
お金の問題だけでなく、余命宣告されているという状態
どう生きるか、妹のために、両親は娘のためにできることはすべてしてあげたいと思っていた。妹の体調をみて、旅行に毎年連れていくとか欲しいものはなんでも買ってあげるとか…入院しても個室とか…そんな生活でした。

私は父も余命宣告をされているが、子供が余命宣告されるというのと大人が余命宣告されるというのはまた全く違うことなのです。

1/10000でも命のリスクがあるなら取り除きたいのが親の心情なのだと思って保険屋をしてきた。

でもそれでも助からないこと、治らないことを受けとり、限られた時を過ごす場所が必要だと思っていた中でふと目にはいってきたその広告。

興味があってお話を聞きに行ったときに知ったのが、

このプロジェクト、

最初の一歩は神奈川県藤沢市の元看護師、石川好枝さんからの遺贈(8,000万円)だったということ

ここから私は人の遺志を遺せる遺贈というものに興味をもっていた。

実際保険の仕事をしていると、疎遠な家族ではなく、身近な面倒をみてれた人にお金を遺したいとか、公益のものにお金を遺したいとか、家族の形態も多様化し、年々ニーズは多様化しているのに、「身内にしか遺せない」という保険の受取人にはがゆさも感じていた。

そこから数年、証券会社の外部セミナーで遺贈の日に遺贈のセミナーを聞き、遺贈がぐっと身近になった。

私たちの一生は簡単に書けば

生まれて死ぬ

だと思っている。その中でどう生きるか、

とことん自分の人生を生きた人が華々しく散り忘れ去られてもいい。

もちろんそんな考えもあると思うけど私は

生きた証を遺したい

と思っている。遺贈はそれを叶えてくれると思っています。
臓器移植と似ているところがあるかな。
自分が持っているもので役にたち遺贈された事実は忘れ去られたとしても生き続ける。

自分の肉体はなくなってもだれかの役に立って長い命を与えられて生き続ける。

多くの人がより自分らしく自分の人生を歩んで欲しい。そしてもし、生きた証、頑張った証をなんらかの形で残したいと言うとき、自分や身の回りだけではなく「誰か」の役にたちたいと言うとき、遺贈が役にたつかもしれません。

何度か遺贈寄付・承継寄付のお話を一般社団法人承継寄付協会の理事である三浦さんから聞き三浦さんの熱い思いにも賛同しました。

家族信託に興味をもった時に避けて通れない相続のこと。
相続をしっかり叩きこむのを半年後に決めた中で
相続に私はこの立場でどうかかわっていきたいのかを考えていきたいと思っていた中、遺贈寄付・承継寄付の勉強をまずしてみたい。

だってやりたかったことだから!!自分にどれだけのことができるかわからないけれどこのチャンスを生かしたいと思っています。

だから私は承継診断士の資格を取ることを決めたのです。

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