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「蓮師ツォク」供養の、お知らせ ※無事終了(5/3)

5月3日に開催予定の「ツォク」のご案内です。
「ツォク」とは密教に属する儀式です。密教の殊勝な方便により、私たちが供物を捧げると一瞬にして莫大な福徳を積むことが可能になります。
単に福徳を積むばかりではありません。私たちが過去世から積み上げてきた罪障も速やかに浄化できる貴重な機会が、この「ツォク」なのです。

チベットでは大昔から、僧侶や行者たちの集団・師弟の関係を円満にし、土地を浄化するような、様々な「ツォク」(聚輪 もしくは 会供;ガナチャクラ)を行なってきました。

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お寺でも毎月「ツォク」をします。僧侶たちがお堂に集って、信者さんから寄進された大量の供物を捧げる儀式を執り行ないます。インド仏教から継承している、チベットの貴重な伝統です。

たとえば「ツォク」が死者への弔いとなる場合もあります。その場合は死者の罪を瞬時に浄化し、死者の腹を満たすことが可能なのです。病人も、ご先祖も同様です。どこに対象者がいてもきちんと恩恵が届く「ツォク」は、まさにオールマイティーで最強の供養法です。

チベット密教では、1か月に4回「ツォク」をする日が決められています。

チベット暦10日目: グル・リンポチェのご縁日。息災、増益。
チベット暦15日目: 満月。阿弥陀如来のご縁日。長寿。
チベット暦25日目: ダーキニー(悟りに達した女神)のご縁日。智慧の増大。
チベット暦30日目: 新月。釈迦如来のご縁日。浄化、滅罪。


※チベット暦:日本の旧暦に似た、月の暦(太陰太陽暦)。チベット政府の管轄下に置かれている占星術師たちが吉凶を占い、暦が毎年制定されている。

チベット暦10日目はグル・リンポチェ(グル・パドマサンバヴァ)のご縁日に当たるため、この日に執り行うツォクを「蓮師ツォク」「蓮師供養」(チベット語でグル・ツェチュ)と呼んでいます。
厄除、息災、増益、長寿といった祈願に、より適しています。

そして5月3日(日)はちょうど、チベット暦の3月10日目(ツェチュ)に該当します。

気吹乃宮(いぶきのみや)でも、毎回「ツォク」を執り行ってきました。
しかしこの閉塞した日本社会を好転させるには、できるだけ多くの人に福徳を積む機会を提供して、菩提心を一緒に育むのがよい、と考えました。

そこで5月は note で皆さまの供養も受け付けて、盛大に仏陀・菩薩に供養することで、ウイルスの早期終息、疾病退散、平和な日常生活に戻ることを祈念します。
さらにこの記事を購入された皆さまは、仏教の諸神から強い守護が得られるよう、祈願させていただきます。

頂戴した志納料は、具体的にはお供物(お菓子やお酒)代、燈明代などに代えさせていただく予定です。

※儀式は5月3日に執り行いますが、1回では終わりません。
この記事を購入された方に対しては満月の日のツォクまで5日間、毎日祈祷させていただきますので、大変お得です。満月(5月7日)が満行日です。

※祈願・祈祷の結果についての責任は負いません。
志納料とは、このnoteの有料記事の購入料を指します。記事購入のお礼として、わたしが自主的に祈祷させていただくものとします。

実際に「ツォク」に参加できない人が、遠く離れていても寺院やラマ(師僧)に喜捨することで福徳を積むことは、ごく一般的なことです。

5月3日は一緒にグル・リンポチェに祈願して、平和な日々を速やかに取り戻せるよう頑張りましょう!

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※掲載の写真はすべて筆者撮影。
1枚目:シッキムの寺院にて。ナムドゥルリン寺(ニンマ派ペユル流)のヘッド・ラマ、ギャンカン・トゥルクが導師を務めるツォク。左に見える白い袋の山は、すべてお供物です。左上の山は、ツァンパ(麦こがし)を練って作った「トルマ」と呼ばれるもので、こちらもツォクの供物。
2枚目:ナムドゥルリン寺(南インド)でのツォク。
3枚目:ネパールの寺院にて。ツォクの供物。

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サポートは、気吹乃宮の御祭神および御本尊への御供物や供養に充てさせていただきます。またツォク供養や個別の祈願のときも、こちらをご利用ください。