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「満月の日」ツォクの、お知らせ ※無事終了(8/12)

8月12日(金)は満月(チベット暦六月十五日)にあたり、また阿弥陀如来の御縁日でもあります。 しかも布薩日と重なっている吉祥日となります。

月4回のツォク供養(チベット暦十日・十五日・二十五日・三十日)に指定されている吉日にあたりますので、ツォク供養を厳修します。

午後7時からは阿弥陀仏の遷識法(往生法)を修します。約2時間を予定しています。

その後のツォク供養は、午後10時頃スタートの予定です。

遷識法とは血脈の諸師へ祈願することで加持をいただき、さらに阿弥陀如来と観音・金剛手の両菩薩に対する熱烈な祈願と敬信によって、浄土への往生を願う行法です。逆修と共に、故人やご先祖様をはじめとする御霊への祈願、追善廻向にもなります。

今回もnoteからサポートいただくか、もしくはPayPay(ID: ibukinomiya)からサポートいただければ供物に充て供養とさせていただき、善を廻向いたします。

今回もサポートいただいた方は、祈願主のお名前で供養用の特別な燈明(チューメー)を、仏前にて供養させていただきます。

また日本の旧盆も始まりますので、御先祖様への追善廻向に向けて、1日の中でできるだけ時間をみつけて様々な行に励みたいと思います。よろしくお願い致します。

阿弥陀三尊(阿弥陀・観音・金剛手)
 ナムドゥルリン寺の壁画より。
撮影:気吹乃宮

(更新:8月14日)
旧盆にちなんだスル(煙供)の法施から始まって、阿弥陀仏の遷識法、最後にグル・リンポチェを本尊とする増益・息災のツォク供養が無事に終わりました。約5時間の長丁場となりました。
今回もサポートいただきまして御礼申し上げます。

「スル」は主に亡霊や鬼魔、餓鬼、夜叉や死霊といった生き物、中陰で苦しんでいる衆生、また私たちが肉や魚を食していることで知らずの間に積んでいる「命の負債」などにアプローチする、チベット仏教独特の供養法です。

怒りや怨恨や苦しみから解放させ、彼らが求める物に供物を変じる「法施・財施」の一種とされます。

スルは講員の皆さまの冤親債主浄化の一環としても、修しています。鬼月にして旧盆ということで、ここ最近は毎日執り行なっています。

午後7時から開始しました遷識法では最後に無量寿仏の行法を修するのですが、不慮の事故死を防いだりもしますし、バイタルを強めて繁栄をもたらす行にもなります。

今回はうまく観想ができたためにかなり時間オーバーして、午後10時半からツォク供養を開始しました。 ツォク供養はグル・リンポチェを本尊としてお招きするもので、皆さまの息災と諸願成就を祈念しました。

サポートは、気吹乃宮の御祭神および御本尊への御供物や供養に充てさせていただきます。またツォク供養や個別の祈願のときも、こちらをご利用ください。