カルマ・リシの、沐浴（9/9～15）
9月9日の金曜日（チベット暦七月十四日）から1週間は、チベット占星学で「カルマ・リシの沐浴」という聖なる期間にあたります。
「リシ」（仙人）とはサンスクリット語で、チベット語で「ダンソン」と言いますが、ここではチベット占星術における星の名前を指します。「カルマ」とはチベット語で「星」の意味なのです。
カルマ・リシ（仙人星）とは、金星を意味しています。この時期、チベットの空には金星が出現したことから、チベット暦七月に恒例で祝われるのです。
カルマ・リシが空に出現することによって、月の力は強化されます。それは疫病を解毒する力を水に与え、八功徳水（８つの妙なる性質をもつ霊水）と化すと信じられています。
この期間は「水」に関する活動を行なうことで、病気や悪影響を緩和するといわれ、チベット医学ではこの期間に薬を調合することにメリットがあるとされます。
この期間、川や池は浄化され、水の効力は最大になります。この時期のチベットはキャンプには適した気候ではないのですが、川のほとりでピクニックをしたりします。
入浴や温泉も、より心身に好影響をもたらすことでしょう。
サポートは、気吹乃宮の御祭神および御本尊への御供物や供養に充てさせていただきます。またツォク供養や個別の祈願のときも、こちらをご利用ください。