蔵暦五月の、毒水日（7/4～11）

蔵暦五月に突入しました。
昨日（7月4日）は蔵暦五月五日でしたが、昨晩から7日間、チベット占星学では「パクシャク」（phag-zhag）という期間に入っています。
漢訳では「彘日ていび」とも「毒水日」とも書かれます。

パクシャクは星の運行から算出されるもので、この期間の雨水や水道水には毒が含まれるという伝承がチベットにはあります。毒豚が南瞻部州のプレークシャー樹によじ登っている期間と伝えられます。

チベット暦本（中央下が西暦7月4日）

薬用植物の摘み取り、水泳、温泉への入浴、家畜の放牧などは控えるべきとされます。

チベット占星術やチベット医学のテキストで述べられているように、パクシャクの期間中の水は作物の効果を損ない、免疫力を低下させ、健康を害する可能性があるとされます。