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アートを見に行こう!

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最近趣味として自分の中でだいぶ盛り上がってきたアート巡りの記録です。目標は月に1回以上行くこと。(ふと普通のマガジンに収まっているのはもったいないと思いこちらでもマガジンとしてま…
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#イベントレポ

壁とコラージュ、再構成 「壁に世界をみる 吉田穂高展」

さて昨日の内容を深く掘り下げる形になりますが、三鷹市美術ギャラリーにて「壁に世界をみる 吉田穂高展」(すでに終了済み)があったので行ってきました。 元々は母親から面白いと勧められたのもありますが、今年は絵画だけではなく様々なアートに触れようと考えていたことや、知らない方の作品にどんどん出会っていこうという方針があったからというのもあります。 さて吉田穂高氏は版画家で、父親の吉田 博は明治に活躍された版画家として有名で海外でも高く評価された人として有名です。そして母親が油絵

静かな黒と光 「ハマスホイとデンマーク絵画」展

今日の休日は上野に。行った目的は上野といえば(もちろん)美術館。今回はこちらに行ってきました。 上野動物園の隣にあるところでおなじみの東京都美術館。名前に「東京都」とありながらもなかなかに良い企画展を行っている印象があります。その中で今日の企画展は「ハマスホイとデンマーク絵画」です。 ヴィルヘルム・ハマスホイは1800年代後半から1900年代にかけてのデンマークの画家で「北欧のフェルメール」なんて呼ばれたりもします。彼の作品の特徴は室内画がメインであり、被写体である妻イー

日常の中にある世界 永遠のソール・ライター展

昨日のnoteで書いたとおり、今日は突然の休日。有意義なものにすべくどうしようかなと思った結果、今回はこちらに出かけました。 現在渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで行われている「永遠のソール・ライター」展です。今までいろいろな美術館・企画展に行ってきましたが、写真をメインとしたものは今回がはじめてです。 さてソール・ライターはアメリカの写真家で、1950年代の白黒写真の時代から写真を取り続けています。しばらくはファッション写真家として活躍しましたものの自身の方向と

あの画にどうやってたどりついたのか -ゴッホ展 -

今日のゆるゆるした休日は上野へ。もう今年何回ここに来たか分かりません。前回来たのは東京都美術館で行われている「コートールド美術館展」のときだったかなと思います・・・2週間ぶりはさすがに早すぎなんじゃないか。 今日訪れた理由はこちら。 現在上野の森美術館で開催中の「ゴッホ展」です。上野の森美術館は上野にある数多くの美術館・博物館のなかでも運営形態が違うこともあり個性的な展示をすることが多い印象。 今日はひょっとしたら少しは待つかなと思っていましたがチケットおよび入場の待ち

本物の強さ - コートールド美術館展 -

今日のお休みは上野へ。目的はこちら。 東京都美術館で現在開催中の「コートールド美術館展 魅惑の印象派」です。ここに来たのは前回か前々回の企画展だった「奇想の系譜展」以来。なんだかんだ今年2回目です。 今回のコートールドですが、イギリスにある本家のギャラリーが改装工事になるということでこのたび来日となりました。 特徴としては収集家だったコートールドのコレクションが主で、特にポスト印象派と呼ばれる作品が多めでした。ちなみにポスト印象派とは印象派をスタートにしながらも独自の路