マガジンのカバー画像

アートを見に行こう!

54
最近趣味として自分の中でだいぶ盛り上がってきたアート巡りの記録です。目標は月に1回以上行くこと。(ふと普通のマガジンに収まっているのはもったいないと思いこちらでもマガジンとしてま…
運営しているクリエイター

#エッセイ

寄り道多きUターン

帰省と聞くと毎日新鮮な出来事があるため帰省3部作が出来上がっていく気分に毎度なっています。 さて今日は金沢から東京にUターンの帰宅です。しかしただ帰るというのはどうも家らしくらいようで、いろいろなところに寄って帰ってきました。 まず1ヶ所目は新しく開館したばっかりのこちら「谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館」。場所としては中心部から少し離れた寺町にあり、忍者寺にほど近いところにあります。このお二方は親子であり、父親の吉郎氏は「清らかな意匠」と題し、東宮御所や東京国立博物館東洋

帰省のお供にエルリッヒ

今日は帰省の移動日。朝4時には車で家を出発しました。 今回の行程は東京から金沢。朝4時に移動を開始したのはすべて帰省ラッシュを回避するため。 最初はうまく本格的な渋滞を回避するごとができましたが、途中でまさかの通行止めを伴う事故に遭遇。高速を降りるのに一時間、下道で一時間かかるなんてというのもありました。 そしてそこから再び高速に乗ったあとは順調で無事目的地に着きました。 と、移動についてはこんな感じでしたが途中いくつか寄り道をしてきました。まず1つ目は以前話題になっ

ミクロにマクロ「縮小/拡大する美術 センス・オブ・スケール展」

さて今日のお休みは歯医者の治療の痛み度合いで行き先を考えていました。痛みが来ていたら行かない。逆に痛みがないようなら行くという流れです。 結果はこんな感じ、 無駄にテンションが上がっていますが痛みの気分一つでここまで変わるのは当然のことかもしれません。 ということで今回はドライブも兼ねて三浦半島まで行ってきました。目的は月曜日に引き続きの美術館めぐりになりますが、横須賀美術館で行われている「縮小/拡大する美術 センス・オブ・スケール展」です。 この企画展では人と対象に

二度見て初めて分かる「information or inspiration?」展

さて本日のおやすみですが、東京ミッドタウンにあるサントリー美術館で現在行われている「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」に行ってきました。 ※今回の企画展ですが撮影OK(フラッシュはNG)とのことなので何枚か撮らせていただきました。 今回の展覧会は他の企画展とはやや趣向が違います。それは何かと言うと入り口で右か左か、どちらかの選択を求められることになるからです。 写真から右のルートは「inspiration?」。このルー

チューリップはオランダだけじゃない - トルコ至宝展 -

今日のお休みは家にたまたま招待券があったからとか、noteのネタ作りとか新しい分野を開拓するかという理由で国立新美術館に行ってきました。 ということで今回行ってきたのはこちら。 5月まで開催中の「トルコ至宝展」です。今回は日本とトルコの友好の記念に今回開かれたものです。トルコはアジアとヨーロッパに挟まれた地域でありかつては600年続くオスマン帝国の栄華を誇った場所でもあります。 そんな今回はオスマン帝国の美を象徴とする数々の装飾品や、日本とトルコの友好の品などが数多く展

奇想なるものに会いに行く

今日のお休みは上野に行き、東京都美術館で現在開催されている「奇想の系譜展」に行ってきました。 ラインナップとしては日本の江戸絵画が中心で当時の時代の流れとは違い、近年評価された作家8人に焦点を当てたものです。 有名どころだと最近の日本絵画ブームの牽引役ともいえる伊藤若冲や、狩野山雪、あとは個人的な好みもありますが、白隠 慧鶴の作品などの作品が展示されています。 実際見に行っての感想ですが、都内の展覧会としては比較的マシなもののやはり混雑が気になりました。個人的には絵と1

知らなかった画家の絵を見るために - 生誕130年記念 奥村土牛 -

今日水曜日のお休みは恵比寿の方に足を運びました。 恵比寿駅にも恵比寿様がいらっしゃるようです。しかし警察の啓発活動によりタスキがかかっていました。見た目としては少々残念な感じになっていました。 さてこの恵比寿様がいらっしゃる西口から徒歩10分の坂を登った頂上にあるのが今回の目的地、山種美術館です。 今日の目的はこちら「生誕130年記念 奥村土牛」 という展覧会です。 簡単な経歴を載せますと、 土牛は、画家志望であった父親のもとで10代から絵画に親しみ、梶田半古(かじ

新・北斎展 UPDATED  - 最後の東京展示 -

今日は前回の神社巡りで行けなかった「新・北斎展」に行ってきました。場所は六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー、そう森ビルの展望室と同じフロアにあるところです。 さて日本最大級の高さにある場所で行われているこのイベントは名前の通り葛飾北斎の作品の展示となっており彼の生涯とともに作品を振り返っていく展覧会です。 期間は1月17日~3月24日とまだ始まったばかりということもあり待ち時間はほとんどありませんでした。 入ってみると圧倒されたのはとにかく展示されている作品数がす