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思いつくままに Season5

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思いつくままに書いてきた文章をここにまとめてみます。一人の人間のさらなる成長をお見せすることができれば幸いです。ここでは2019/06/18~2019/05/14の内容がまとめて… もっと読む
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#アートを見に行こう

壁とコラージュ、再構成 「壁に世界をみる 吉田穂高展」

さて昨日の内容を深く掘り下げる形になりますが、三鷹市美術ギャラリーにて「壁に世界をみる 吉田穂高展」(すでに終了済み)があったので行ってきました。 元々は母親から面白いと勧められたのもありますが、今年は絵画だけではなく様々なアートに触れようと考えていたことや、知らない方の作品にどんどん出会っていこうという方針があったからというのもあります。 さて吉田穂高氏は版画家で、父親の吉田 博は明治に活躍された版画家として有名で海外でも高く評価された人として有名です。そして母親が油絵

静かな黒と光 「ハマスホイとデンマーク絵画」展

今日の休日は上野に。行った目的は上野といえば(もちろん)美術館。今回はこちらに行ってきました。 上野動物園の隣にあるところでおなじみの東京都美術館。名前に「東京都」とありながらもなかなかに良い企画展を行っている印象があります。その中で今日の企画展は「ハマスホイとデンマーク絵画」です。 ヴィルヘルム・ハマスホイは1800年代後半から1900年代にかけてのデンマークの画家で「北欧のフェルメール」なんて呼ばれたりもします。彼の作品の特徴は室内画がメインであり、被写体である妻イー

日常の中にある世界 永遠のソール・ライター展

昨日のnoteで書いたとおり、今日は突然の休日。有意義なものにすべくどうしようかなと思った結果、今回はこちらに出かけました。 現在渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで行われている「永遠のソール・ライター」展です。今までいろいろな美術館・企画展に行ってきましたが、写真をメインとしたものは今回がはじめてです。 さてソール・ライターはアメリカの写真家で、1950年代の白黒写真の時代から写真を取り続けています。しばらくはファッション写真家として活躍しましたものの自身の方向と

DOKIとアートのテーマパーク「岡田美術館」

先日の箱根旅行および前回のnoteでポーラ美術館に行ったあと、バスを乗り継いで小涌園前へ。箱根駅伝でも見たあの大きいカーブのところにあるのがこちら、 岡田美術館です。ここは母親からのおすすめされたところで初めてきました。 そして今回の企画展は「DOKI土器!土偶に青銅器展 ―はにわもいっしょに古代のパレード―」です。岡田美術館は主に日本と東洋の作品を多く収蔵し、絵画・掛け軸・陶磁器など多彩なジャンルを扱っています。 その中で土器や青銅器もコレクションとして収蔵していまし

奇妙な現実の向こう側 「シュルレアリスムと絵画」 by ポーラ美術館

先日の土曜日一泊二日の箱根旅行にて、仙石原近くにある秘境ともいえる場所に行ってきました。 名前はポーラ美術館。箱根に行く用事がありなおかつ美術に興味がある人ならばぜひおすすめしたいスポットです。 ちなみに行ったときはこのように雪景色がきれいでした。 さて今回行った企画展は「シュルレアリスムと絵画 -ダリ、エリンストと日本の『シュール』」です。 シュルレアリスムとは日本では超現実主義と略されるもので無意識を描くという系譜だったり、現実から画家自身による何かしらの要素を加

この作品を見にきた!「松林図屏風」

今日は一枚の作品を見るためだけに上野へ。というのも展示期間が明日1月13日までしかないということで慌ててきた感じ。 ということで「今月(2020/01)行きたい美術展たち」で書きました長谷川等伯の「松林図屛風」を見に上野にある東京国立博物館へ行ってきました。 行った時間は13時ごろだったかと思いますが、この展示よりも即位礼正殿の儀で用いられた高御座・御帳台の特別展示のほうが圧倒的に人が多かったですね。なんでも待ち時間は1時間ぐらいだったとか。 本当はこれもあわよくばと思