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「なんでそんなに長く続けられるの?」

てるてる坊主作家 万友美(まゆみ)です。

前回の投稿で、みぎてひだりては22周年を迎えたと書きました。
15年、20年と続けていると「ずっとやっててすごいよね!」と言われることが増えますが、
私は作家活動に限らず、わりとなんでも長続きする方だと思います。

・子どもの頃の習い事は、お絵描き教室 10年
・演劇は、高校の部活3年、劇団一つ目6年?、二つ目6年?の合計15年?
・ラーメン屋のバイト 6年?
・デザイン専門学校の図書室勤務 7年
・まちづくりに関わる活動 17年目(継続中)
・日本庭園勤務 14年目(継続中)

年単位で続かないのは運動くらいでしょうか?(笑)

「なんでそんなに長く続けられるの?」と、よく聞かれます。
私としては、やめようと思わないから続けているに過ぎないのでいつも回答に困る質問なんですが、
「長く続けたい」と思う人のヒントになるよう、考えてみました。

①そもそも、長く続ける必要があるのか?
まずこれ、ちゃんと考えてほしいです。
生活のためにやらなくてはいけないことなら、どうしてでもやるべきです。
でも、ものすごく突き詰めて考えると、生きるためにやらなきゃいけないことってすごく少ないです。
生きるにはお金が付き物ですが、様々な理由で働くことができない人への救済措置もあります。
別に、よくよく考えたら続けなくてもいいこと・変えてもいいことなら、続けなくていいし、変えればいい。
続けることだけが必ずしも正しいわけではないので「続かない」ということに劣等感を抱く必要はないと思います。

で、私が長く続けていることのほとんどは、「やりたくてやっていること」でして、
以下は「やりたくて始めたはずなのに続かないんだよね〜」って人へ向けた内容となります。

②本当にやりたいことなのか?楽しめているのか?
周りに流されて始めたことでも、本当にやりたいというモチベーションになれてるなら止めないですが、
続かないってことは、そうでもなかったと割り切ってやめたらいいと思います。
別に趣味を無理に作る必要もないですし、趣味ならやめるのは自由です。
大変なことがあっても、それを乗り越えての楽しみがあるなら続きます。
それが「我慢」になるなら、楽しめないなら、続けなくていいと思います。
(ただ、やめることで迷惑をかける人が出る場合は、順序立ててやめましょう)

③ 今できる方法を考えているか?
楽しくても、人生の転機でやめるパターンがあります。
就職したから。転勤したから。結婚したから。子どもが産まれたから。などなど。
でも、それって本当に、ゼロまでやめなくてはいけないほどの理由でしょうか?
10できていたことが1になっても、続けたいなら続けたらいいんです。
みぎてひだりても、22年ずっと同じように活動しているわけではありません。
月に2〜3回出店していた時もあれば、年2日しか出店していない年もあります。
長女出産1週間後のクリマは夫や友人が販売に行ってくれたし、
(出産数時間前まで、ずっとてるてる坊主を作っていました)
長女11ヶ月の時のデパート出店は、子連れで夫と交代制でした。
(デパートの女性専用休憩室で授乳をしていました)
ずっと自分が店頭に立ちたい性格ですが、それが出来ないなら出店しない、とはならなかったです。
その時にできる範囲で、できるように続けてきました。
もちろん大変ですが、やっぱり楽しいからやるのです。

最初に「やめようと思わないから続けている」と書きましたが、私がてるてる坊主作家としてスタートした時に立てた目標は、実は「おばあちゃんになっても作り続ける」でした。
これは同居していたおばあちゃんがずっと、縫い物やアップリケをやっていた影響です。
その姿は我が家の景色の一つで、それが大好きだったから私もその景色になりたいと思ってて、
だからそこだけはブレないし、やめようと思わない、大きな理由です。

①〜③に分けて書いてみましたが、結局のところ「なんでそんなに長く続けられるの?」の回答は、
「やめないから」に過ぎません。

こちらのnoteは、ものづくりをするひと、運営側のひと、こどもがいるひと、ボランティア活動をしているひと。
何か私との共通点があるひとが、楽しく活動できるヒントになるような記事を書けたらいいなと思っています。
ご質問ありましたら、お気軽にお寄せください。できる限り記事で回答したいと思います。

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