学校をやすんだ日、私は古畑を見ていた
画像が中森明菜回なのは、この際関係ないことです。
…今でもときたま、昼の再放送枠にて古畑任三郎が放送されることがある。
ある日、学校を休んで、真っ昼間に味噌ラーメンを食(くら)いながら再放送の古畑を見ていた。(福山雅治回)
板尾創路が福山雅治に爆殺されるさまを見てラーメンを噴き出しそうになったがこの際そんなことはどうでもいい。
…かっこよすぎる。
田村正和がかっこよすぎる。
なんでこんなかっこいいんだこの人。ありえんくらいかっこいいじゃないか。
危うく惚れるところだった。
いや断じて惚れてはいないのだが。
惚れてはいない。これは「恋」ではない。
「恋」ではないのだが、「憧れ」に似たような感情が私の中にずっとある。
いや、だからこれは恋ではない。
誰も信じてはくれないがこれは恋ではないのだ。
うん、とりあえずラーメンのどんぶりを片付けよう。
うん
…数日経っても古畑が頭から離れない。
寝ても覚めてもかっこいいな。
かっこいいな。
いやまあ、昔から「かっこいいなこの人」とは思っていたのだが。
私が小5くらいの時。
田村正和さんが亡くなられたとき、古畑が再放送されていた。それを兄がよく見ていたのだ。
私も一緒になんとなく見ていた。
そのときも、意識の底でうっすらと「この人かっこいいな」と自我が無いながらに思っていたのだ。
うん
寝ます
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?