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[DET]前半戦のサプライズ選手

ご無沙汰しております。今回は前半戦を終えて、予想外の活躍を見せた2人の野手を紹介してみたいと思います。

アキル・バドゥー 

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22歳 OF L/L 2016年ドラフト2巡目(MIN)
今季成績  率.271  6本  28打点  出.352  OPS.813  

昨年オフのルール5ドラフトでMINから頂いた韋駄天ルーキー。一昨年にTJ手術を受け、傷が癒えた今年はスプリングトレーニングで結果を残し開幕ロスターを確保。4月4日のデビュー戦で初打席初球本塁打を放ち、翌日の試合ではグランドスラム、その翌日の試合ではサヨナラタイムリーを放つという活躍を見せ、強烈なインパクトを残しました。

その後は案の定徹底的に研究され打率1割台まで落ち込んでしまいましたが、5月以降は再び盛り返し、現在規定未到達ながら出塁率、盗塁はチームトップです。4月は63打数に対し僅か2四球と絶望的な選球眼でしたが、5月は43打数に対し14四球と大幅に改善され、復調に繋がっています。7月に入りやや調子を落としているのが気がかりですが、まだ22歳と若く伸び代も十分にあるため、将来のリードオフマン候補として、今後のさらなる飛躍に期待です。

エリック・ハース

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28歳 C R/R 2011年ドラフト7巡目(CLE)
今季成績  率.244  13本  27打点  出.292  OPS.830

2018年のデビューから昨年までの3年間は僅か26試合の出場で打率.122・1本塁打。今季もマイナースタートとなっており、完全にノーマークの存在でした。しかし正捕手として獲得したウィルソン・ラモスの不振に伴い5月にメジャーに昇格すると、謎のパンチ力を発揮し長打を連発。バドゥー同様に規定打席は未到達ながらも、既にキャリアハイを大幅に更新する13本塁打を記録しており、一時は4番にも座りました。守備面でもスペンサー・ターンブルのノーヒットノーランを演出するなど中々頑張っています。同じく意外なパンチ力を持つジェイク・ロジャースとの併用が続いていますが、ハースは打撃を活かすために外野でも出場しています。非常に波が激しく選球眼にも課題を残すなど計算しづらい選手ではありますが、長打力不足の打線において欠かせない戦力となっています。余談ですがこの地区首位を独走しているCWSにやたらと強く、打率.355・OPS1.329と打ちまくっています。7月3日の試合では3ランを2本(うち1本はランニングホームラン)放つという離れ業をやってのけました。

チームとしては

タイガースは前半戦を終えて、ア・リーグ中地区3位の40勝51敗

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地区3連覇を目指す筈だったMINが派手にコケてしまったことから、CWSの独走状態に。同地区内に2ケタ借金のチームが3つも存在するという悲しい状況となっています。ポストシーズン進出はほぼ不可能であるため、後半戦はより若手を積極起用して経験を積ませていってほしいと思います。確実に売り手に回るであろうトレード戦線でどのような立ち回りができるかも注目です。

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