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5.18 スペンサー・ターンブル ノーヒットノーラン達成!

現地5月18日に行われたシアトル・マリナーズ戦にて、タイガース先発のスペンサー・ターンブルがノーヒットノーランを達成しました!

今年メジャー全体で既に5度目、タイガースでは2011年のジャスティン・バーランダー以来、球団史上8人目の快挙でした。今回は彼の投球を振り返ると共に、今後の彼の動向を考察していきたいと思います。

ノーノーまでの道のり

この日も専属捕手であるエリック・ハースとバッテリーを組みマウンドに上がったターンブルは、序盤から丁寧な投球で3回までパーフェクトに抑えます。打線も初回にキャンデラリオのソロホームランで先制し、3回も内野ゴロの間に追加点を記録するなどしっかりと援護。ターンブルもそれに応え、4回先頭のジャレッド・ケレニックに出した四球以外は完璧な投球を見せます。7回にはミッチ・ハニガーにヒット性の打球を放たれますが、キャンデラリオのファインプレーに救われました。

打線は4回以降相手先発のジャスティン・ダンを打ちあぐねていましたが、8回にカブレラが歴代41位タイ、通算2884本目の安打となるタイムリーを放ち、9回にはバドゥーとスコープのタイムリーで追加点。5-0で迎えた9回裏は先頭のホセ・マルモレホスに四球を出してしまうものの二死までこぎつけ、最後は先程鋭い当たりを打たれたハニガーを三球三振に仕留めて117球で大記録達成。

マウンドではほとんど表情を変えませんが、このときばかりは感情を爆発させて喜んでいたターンブル。試合後のインタビューではロジャースから祝福のパイ投げを受け、「人生最高の夜だった」と語っていました。

タイガースが低迷期に入った2018年にメジャーデビューを果たし、2年目の2019年は1年間先発ローテーションを守ったもののムエンゴに苦しみ3勝17敗という悲しすぎる成績を叩き出すなど、とにかく運に恵まれず苦しんでいた彼がようやく報われたような気がして、とても感慨深いものがありました。

別れの時は近い?

そんなターンブルですが、もしかしたら今年中にタイガースを去ることになるかもしれません。今回のノーノー達成で少なからず他球団からの評価は上がったはずです。現在のタイガースは間違いなく「売り手」ですので、彼がこのままの調子を維持できれば7月のトレード期限までに放出される可能性があります。ファンとしては残ってほしい気持ちも少なからずありますが、28歳と選手として全盛期を迎えつつある中で再建中のタイガースにいるメリットはあまりなく、彼のためにもポストシーズン進出や優勝を狙うチームにトレードしてあげてほしいなと思います。対価としてプロスペクトを1、2人獲得できれば最高ですね。ただタイガースのフロントはこれまでに度が過ぎる強欲のせいでトレードを破綻させてしまった黒歴史があり、同じ轍を踏まないよう願うばかりです。

トレード黒歴史
・2017年、前年新人王のフルマーとのトレードでハビアー・バエズ(CHC)もしくはアレックス・ブレグマン(HOU)を獲得できたにも関わらず、それ以上の対価を求めてしまい破綻。フルマーは翌年以降成績が急降下し、バエズとブレグマンは共にオールスター選手に。
・2019年にNYYからボイドのトレードを持ちかけられるも、何をとち狂ったか対価として同年大ブレイクしたグレイバー・トーレスを要求してしまいあえなく破綻。ボイドは翌年大不振でトレード価値が暴落(ただし今年は復活)。

まとめ

今回はターンブルのノーノーについてまとめてみました。突然の出来事に急ピッチで書き上げたため、所々おかしな文章になっているかもしれませんがご了承ください。この先どうなるかは分かりませんが、今後の彼の投球には注目していきたいと思います。

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