統率者始めたてプレイヤーが《統率者戦の楽しみ》に気づくまで
自己紹介
はじめまして、shodaiです。MTGに初めて触れたのは旧神河ーラヴニカで約20年前、エルドラージ覚醒あたりで引退して、ここ数年はアリーナのプレイ動画やカードプレビュー動画だけ見る動画勢でした。モダンホライゾン3のお祭り感とカードパワーに惹かれ、統率者をやりたかったので、モダンホライゾン3の統率者デッキを購入して復帰しました。
デッキについて
現役時代、親和などのアーティファクトデッキが非常に好きだったので、無色デッキをやりたいな、と考えていたところ、MH3×無色のデッキとして晴れる屋のいってつさんが構築済みデッキを作成、販売されていたのでこれは買うしかない、と秒で飛びつきました。
実際に使ってみた
統率者戦、楽しい!!!
でも、プレイング、難しい!!!!
マナファクトを並べて統率者を出す、というのはシンプルなのですが、10マナに到達させる手段がさまざまで、どうやってそこに到達させるのか、というのは訓練が必要だなと感じました。
例えば、《魔力の櫃》や《玄武岩のモノリス》を出したとしてそれをどのターンで何に使うのか、マナファクトをどんな順番で出すと効率が良いのか、というシーンなどです。晴れる屋平日大会などでカードを入れ替えながら今のデッキは以下の形になりました。
現在の構築
構築済みの時点で、一人回しをして10マナ統率者をキャストできる目安はおおよそ6T目ぐらいでした。動画ではいってつさんの本気デッキだと80%の確立で3T目着地、この構築済みでも70%ぐらいで出せそう、と話してたのですが、自分ではどうやっても5T目着地がベストかなというところでした。ここはプレイングの差が如実に出てそうです。デッキレシピを変えても4T目に着地すれば早い方、5T目着地がある程度安定しそうかな、という状態です。
デッキのプレイ感
このデッキは統率者を出すところまでたどり着かないと置物を並べているだけであまり面白くないです。
統率者をキャスト出来て、
・キープ判断間違っていなかったな
・〇T目キャストはプレイングよかったな
など一定の振り返りと前向きな感情が生まれます。
そこで、統率者をより早くキャストするためにカードを入れ替えて補強するのですが、自分の中で手ごたえを感じたカードをいくつか挙げたいと思います。
《古えの墳墓》
最強の無色2マナランド。5桁突入する高級カードですが、無色をやるなら絶対に入れるべきでしょう。2点ライフ支払いは実質タダです。土地サーチで持ってくることも多く、《ヴェズーヴァ》のコピー元にもできるので、想像以上に毎ゲーム着地します。
《水晶鉱脈》、《水蓮の花びら》
一度きりの加速ですが、「このターンあと1マナあればジャンプが繋がるのに」に希望を繋げてくれるカードです。このカードで強いんですから、《ライオンの瞳のダイアモンド》なり《宝石の睡蓮》の強さはどうなるのか、いつか手に入れる日が楽しみになります。
《ウルザの洞窟》
少々マナは掛かりますが、状況に合わせて好きなランドに変えられるのが強いです。最も汎用的なのは《古えの墳墓》になることですが、ウルザランドを揃えるのはもちろん、《雲上の座》があれば《ヴェズーヴァ》や《次元の結節点》に変えることでマナを増やせます。時間がかかるので、あまりやりたくないですが、《ウルザの物語》を経由すれば《太陽の指輪》や《師範の占い独楽》にもなれます。
《走り回る侵略》
キャストまであと一手のタイミングで5マナを次のターンに貯められるのは強いです。《ウギンの目》で2マナ軽くなったり、《エルドラージの寺院》からの2マナを使えるのも大きいです。
勝利と虚しさ
何も考えずに買ったので、このデッキの勝ち手段も探り探りのプレイでした。改めて手に馴染んできたところで、デッキの勝ち手段は以下の通りと認識しています。
おおまかに分けて3種類ありますが、序盤の動きは1つで、統率者である《大いなる歪み、コジレック》のキャストに向けてマナ基盤を揃えていきます。その後、コジレックのキャストによるドローでリソースを回復し、不要手札を打ち消しにして盤面を維持しつつ、サーチやドローで以下のキーカードを引き込みます。
1.クリーチャーのアタックによる勝利
統率者ダメージによる勝利か《荒廃鋼の巨像》の毒カウンターによる勝利です。特に《荒廃鋼の巨像》は一回通れば1人脱落します。
2.無限マナを用いた勝利
主に《見捨てられた碑》と《玄武岩のモノリス》による無限マナに対して《歩行バリスタ》をサーチしてきて全プレイヤーにダメージを飛ばします。
3.無限コンボによる勝利
《クラーク族の鉄工所》や《アシュノッドの供犠台》を用いた無限回収、無限キャストを《研磨基地》等のフィニッシャーでライフかライブラリーを削りきる
晴れる屋の平日交流会にBattleレベルの想定で5回ぐらい参加して、計10戦ほどしており、現在2~3勝程度のため、ちょうどいい状態にはなっていると感じます。
一方でゲームの動きと自分のプレイ感としては
・序盤はマナ基盤の展開で対戦相手への干渉が難しい
・対戦相手はコジレックという分かりやすい脅威を着地させるわけにはいかないのでヘイトが高く妨害が来やすいが無抵抗
・統率者キャスト後はひたすら無限に入るパーツを探す
・無限が完成したら勝つ、完成しなかったらなんか負ける
と、ちょっと無機質だなと感じています。このあたりで、自分は統率者戦でひたすら勝利を追求しているわけではなく、ゲーム中に盛り上がる場面を体験したいという気持ちを持っていることに気づきます。今も楽しいのですが、マジックならもっと盛り上がれるんじゃないか、と思ってしまうのです。
次の目標へ
自分が楽しむ、相手も楽しむ、でも、最後は勝つ!をイメージしながら今後のデッキの方針を考えていきたいと思います。今のところは統率者やデッキに入れるファッティ枠を《再誕世界、エムラクール》にしたり、《穢すもの、ウラモグ》にして派手なゲームになるよう心がけています。
また、エルドラージが好きなので、次のデッキとして《隆起する災い魔、アズラスク》を統率者に据えて5色エルドラージで殴り合いを楽しめないかと試行錯誤しています。
終わりに、と次回について
紙マジックの直接の復帰のきっかけを作ってくださった晴れる屋のいってつさんには本当に感謝しています。素敵な構築済みデッキを作ってくださってありがとうございました。このデッキのことを毎日考えて、毎日一人回しするのが本当に楽しいです。TC東京には毎週末通うようになったので、どこかで直接お礼を伝えられたらと思っています。そして、統率者戦本当に楽しいです。自分がプレイする前のカード、プレイしていない間のカード、そして昔馴染みのカードそれぞれと出会えたり、自分がマジックをやっていた頃は禁止となっていた伝説のカードが使えたり、自分がマジックで体験したかったプレイ感が詰まっているように感じます。
また、統率者戦友達大募集です。特に埼玉県西部、東京都西部のあたりは行きやすいので対戦会や交流会があれば参加したいです。情報お持ちの方、ぜひ教えてください。
最後までありがとうございました。
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