警備員の教育について

警備関係者ならみなさんご存知かと思いますが令和元年8月30日より教育時間数が変更になり教育期が年度毎になりました。
私は事情がありいくつかの警備会社に在籍しております。
現場では他者とも関わる機会があったりして教育のことについて話す事もあったりします。

教育のやり方や内容も様々であり、
教本を元に某協会の講習会のような内容でやるところもあれば、
DVDを延々と観させるだけだったり、
酷い所なんかは雑談だけで教育事項に書かれてる内容を行わないとか、
更に酷い所は全くやらずに書類だけ作成してる会社もあるそうです。(教育義務違反や警備員名簿等に係る不整備・虚偽記載になり最長で3ヶ月の営業停止だったと思います)

以前、こんな事がありました。

新人さんはまず新任教育を受けるのでその教育期では現任教育はやらなくてもいいのですが、では検定合格証明書を持ってる新人さんが入った場合それに係る業務に従事させる場合は当然免除になりますが何を勘違いしたのかその教育期の現任教育まで免除してしまいそうになった事があります。
入社時期が2月末くらいの人手不足で大変忙しい時期だったのとその会社では教育期が始まった最初の月内に殆どの現任を済ませてるので忘れちゃったのだと推測します。
再発防止として入社時に現任教育をすることになりましたが今度はその教育実施状況を新任教育として名簿に入れるというしょうもないミスをして立ち入りの時に間違いを指摘されてましたw

では別のお話

私の妻も警備員です。
出産・育児の為長期のお休みを頂く事になり、その間の現任教育はどうしたら良いのか警備業協会に相談した事があります。
回答はこうでした「現場復帰する前に現任教育を補充で行い産休だったという理由書を添えて実施記録と一緒に名簿に入れれてれば大丈夫だと思います」という普通に考えれば解りそうな当たり前の答えでした。
珍しいケースですが参考になりましたでしょうか?

あと1点

5年ほど前の話だけどある現任教育で服装や身嗜みについてちゃんとしましょうというような話の時に突然ある営業担当が一人の隊員を名指しし受講者全員の前に立たせて強い口調で「髪が長かった」「髭が伸びてた」とか罵声を浴びせる一幕があったそうです。
後から聞いてみると、その数日前、ある現場に従事してる時に請求書を渡しにきた営業担当に見た目を注意されちょっと揉めたそうです。翌日になって注意された事を直そうと髪を切り、髭も剃って身綺麗にされてました。
それなのにそれを褒めるどころか現任の皆がいる前に晒されたので
当然その隊員は数日後退社し別の警備会社で今でもバリバリ頑張ってます。
現場評価が高く指名率高い優秀で大事な隊員を何人か失ってしまった酷い事件でした。
現任教育は知識や技能の向上を目的とし又法改正や情報の更新があった場合はそれについての説明や周知をし皆が高め合う場であると考えてます。
隊員を叱ったりダメ出しをするだけの場ではないですよ。
あとね、居る間は人の悪口ばっかり言った挙げ句「ワシ営業だしどうせ現場に出ないし・・・」とか言って最後まで受けないのだったら最初から来るな!邪魔です!

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