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小規模事業者持続化補助金に採択されるまで

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はじめに

2022年11月25日、「原価の見える服屋さん(旧名:セブンティーズ)」は第9回小規模事業者持続化補助金に採用されました。

名前がかっこいいので、たいそうすごい難易度の補助金かと思いきや、第9回の採択率は64%と半分以上の人が採択される、比較的通りやすい補助金と言えると思います。

このnoteは小規模事業者持続化補助金の攻略法を伝えることを目的にしたものではなく、あくまで一事例として参考にいただくためのものです。

1. 要項の確認(4ヶ月前)

兎にも角にも、まずは自分の事業が対象になるのか、どの枠を取得できるのか確認します。

今回、私は通常枠で申請しましたが、他の枠では補助金対象の上限額が異なったりしますので、対象である場合は活用した方がお得です。

要項はかなり長いのですが、最後まで細かく目を通しておいた方が良いと思います。こんな小さい文字なのに、忘れてたら全部やり直しじゃん…みたいな内容がちょくちょくあったりします笑

とはいえ、完璧は難しいので、大体何が必要なのかを把握できたら、次のステップに進んじゃっていいのかななんて思います。

2. jGrantsの登録

持続補助金をオンラインで提出するためには、jGrantsを登録しておく必要がありまして、これが結構時間かかります。

申請しようと決めたら、まずはこれをやっておくべきです。

3. 商工会議所に訪問(3ヶ月前)

ほとんどの人は、自力で項目を記載していくと思うのですが、私は今回の経験を経て、最初の段階から商工会議所に頼るのが一番だと思いました。

小規模事業者持続化補助金は、最終的には商工会議所にチェックしてもらって、証明印をもらう必要があります。そのため、商工会議所の職員の方々は、よくあるミスやよくまとまった資料などが頭に入ってらっしゃいます。

そして何よりも、本気で事業に取り組まれている場合は、この機会に商工会議所の方や商工会議所の特典を使って、中小企業診断士の方などと面談をしてもらいつつ事業計画を真剣に作るべきだと思います。

私も自分なりに事業計画は考えていたつもりですが、自分一人では見通しが甘すぎたり、十分に考え抜いた計画を出すことは難しいと思います。

相談させていただいた当初は、市場規模の算出やSWOT分析を使った自社の強みと機械の把握などを行いました。

4. 市場の把握や事業計画の完成(2ヶ月前)

完成といっても、スプレッドシートなどに綺麗にまとまっているといった状態です。

自分の中でも、自分が何をしようとしているのかや、事業のアップサイドはどの程度なのか、どの程度の売上が見込めているのか、何ヶ月で事業存続ができなくなるのかなどなど、それまで見えていなかったことや曖昧にしていたことが可視化されていきます。

5.経営計画の記載(1.5ヶ月前)

4でまとめた内容を申請書に記載していきます。

商工会議所の方に伺って知ったのですが、小規模事業者持続化補助金は図やグラフを使用しても良いとのことでした。お堅い感じで、文字だけで埋めるのかと思っていたので意外でしたが、とにかく伝わりやすくまとめることが重要みたいです。

6. 補助金対象の事業計画(1ヶ月前)

5までができると、直近でやらなければならないことが明確になってくるため、そこで必要な費用を補助金で負担してもらうという考え方になります。

私は順番をミスしたなぁと思うのですが、まずは何にいくら使いたいのかをこの段階で確定させた方が良いと思います。なぜかというと、ここからは、「なぜそれをやるべきか」を伝えるために資料作成が必要だからです。

補助金の対象は色々と制限があったりするので、やりたい施策は全て補助対象にできるのかを確認し、そうでないのなら、優先順位を入れ替えるなどして、満額対象にできるように調整する方がいいのではないかなと思います。

ただし、非現実的な計画や、変更の可能性が高いものを入れると、採択された後で手足が縛られた状態になってしまうので、気をつけてください。

こういった部分も、商工会議所の方が事前に注意してくださったので、大変助かりました。

6. ダブルチェック&提出(0.5ヶ月)

記載内容や提出資料に漏れがないかを確認し、最終提出します。

こういうのは、ギリギリになると焦って何かをミスしますので、余裕がある方が絶対いいです。ミスすると、場合によってはこれまでの努力が全てパーになってしまうので、本当に気をつけてください。

7. 結果発表

提出してしまえば、あとは結果発表を待つだけです。

私の場合は、お世話になっていた商工会議所の職員の方が真っ先に電話で採択されたことを教えてくれました。(本当に良い方に出会えました)

終わりに

色々とお話ししましたが、とにかく商工会議所に早い段階で行くというのが何よりも重要だと思います。

職員の方がご丁寧に教えてくださるだけでなく、事務所を格安で借りれたり、専門家から無料でアドバイスを受けられたりと、さまざまな支援サービスもあります。

私も非常に選択肢が広がったので、持続化補助金に採択されたこと以外にも恩恵の大きい経験でした。

補助金取得を検討されている方は、ぜひ商工会議所に相談してみてください。(必要であれば、私も相談に乗らせていただくので、ご連絡ください。)

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