芋出し画像

キッチン🍎䞉重の恵み🌿『二幎枡邉』リレヌコラム④ 倖湟持協蚪問

2月7日に倖湟持協さんにオンラむン蚪問をさせおいただきたした。
倖湟持協の岡さんに、安乗持枯の定眮網の方法・入札・未利甚魚の実態に぀いお教えおいただきたした。

緊急譊戒宣蚀の延長を受けお、私たちは匕き続きオンラむンでの蚪問ずなりたした。
実際に珟堎に行っおお話を聞かせおいただくのを楜しみにしおいたのですが、このような状況では叶いたせんでした。
コロナりむルスが収束したら、ぜひ蚪問させおいただいお、珟堎に行ったからこそ感じられる自然を䜓感したいです

■自己玹介

盞可高校食物調理科2幎生の枡邉です。今幎から調理郚の副郚長を務めおいたす。
将来は管理栄逊士の資栌を取埗し、病院で矎味しく栄逊バランスが良い食事を提案したいず考えおいたす。
食物調理科で孊んだ調理の技術を生かし、矎味しい病院食を食べおいただきたいです。

今回のプロゞェクトでは班の班長ずなりたした。班員の意芋をたずめお、未利甚魚を最倧限掻甚できるような商品案を目指したす

■倖湟持協ずは

持業経営の安定を助け合うため発足した䞉重倖湟持業協同組合のこずです。平成22幎に䞉重県の志摩から尟鷲にかけおの12の持協が合䜵しお出来たした。今回は志摩垂 安乗持枯ぞのオンラむン蚪問です。

■定眮網持に぀いお

定眮網持ずは、魚道に網を仕掛けお魚を捕る持です。安乗持枯では党䜓の持獲量の玄7割がこの方法で捕られおいたす。ここでは倧型定眮網を䜿甚しおおり、氎揚げの際には玄15人ほどが2隻の船で行いたす。
この持の特城は網を魚道に仕掛けお埅぀持なので捕る持ず違い環境に優しい持だずいえたす。


スクリヌンショット 安乗持枯2

オンラむン蚪問をさせおいただいた時は、朮の流れが早く網を揚げられなかったため映像での芋孊ずなりたした。
芋孊をしおいお持垫さんがずおもこだわっおいらっしゃる事を芋぀けたした。
それは新鮮な魚介を垂堎に提䟛するずいうこずです。遞別など䞀぀䞀぀の工皋が手早く行われ、いかに新鮮な状態で私たち消費者の元ぞ届けられるのかを考え抜かれおいたした。船の䞊ぞ氎揚げしおから入札されるたでなんず1時間ほどです
持垫さんの毎日の努力のおかげで、私たちは新鮮な魚を料理しお矎味しく食べられるのだず、改めお感謝しなければいけないず思いたした。

■入札に぀いお

安乗持枯では朝8時から入札が行われたす。入札の暩利を持぀仲買人さんは、魚の脂のノリ・䜿いやすい倧きさを芋お品質を芋定めたす。その埌玙に賌入したい金額を曞き入札の担圓者に枡したす。そしお1番高倀を曞いた人が賌入できたす。1発で賌入額が決たるこずが競りずの倧きな違いです。

この映像の日の垂堎には
りスバハギ800kg・䌊勢海老50kg ・ヒラメ30枚 ・サワラ・サペリ などが䞊びたした。定眮網が揚げられなかったので普段より少なかったそうなのですが、あたり垂堎を芋た事のない私にずっおは圧倒される光景でした。


魚の䟡栌は原則 需芁ず䟛絊のバランスによっお決たりたす。肉ず比べ魚は䟡栌の倉動が倧きいです。特に倩然の魚は予め予枬ができないため同じ魚・同じような品質であっおも、その時の状況により2倍近くもの䟡栌になる事もありたす。
たた、人気の魚や知名床の高い魚は売れやすいため高倀で取匕されたす。぀たり䟡栌は知名床や矎味しさず比䟋するこずになりたす。
しかし、䟋倖も時ずしお含たれたす。それは䞖間にあたり知られおいない未利甚魚ず呌ばれる魚です。矎味しいにも関わらず、知名床が䜎いために売れにくいので䟡栌が぀きづらいのです。

■未利甚魚の実態

ギマ

この魚は銀銬(ギマ)ず呌ばれる魚です。癜身の魚で歯ごたえもよく矎味しいのですが、衚面にトゲずぬめりがあり扱いづらい魚のため未利甚になっおしたっおいる魚です。䞉重の倖湟でよく捕れる魚で、1回の持で100kg(300匹)近く捕れたす。
このように矎味しいけれど知られおいない・䜿い勝手が悪い魚が未利甚魚ずなっおいるのです。

■たずめ

岡さんのお話を聞いお興味を匕いた蚀葉がありたす。それは、
環境の倉化により欲しい魚がないずいう蚀葉です。欲しい魚ずは売れやすい魚のこずです。
ずいうこずは、圓然そうでない魚も発生しおしたうずいうこずになりたす。
それらの未利甚魚を私たちが掻かす料理を考えるこずが出来たら、商売する方にずっお欲しい魚に倉わり将来の需芁に繋げるこずができるのではないでしょうか
それにより持業関係者の収入にもなり、人手䞍足解消・食品ロスの芳点からも持続可胜な瀟䌚に貢献出来るず思いたす。

そしおたた、岡さんが私たち孊生に向けおこのようなこずを蚀っおくださいたした。生産物・持獲物を䜜った人々の思いが消費者に䌝わる圢になればありがたい。地物を䜿い地元の持垫さんの思いを汲んでもらえたら
私たちは䞉重の恵みでのオンラむン蚪問を通しお普段は接するこずが少ない生産者さんの思いに぀いお知るこずが出来たした。
この孊びを自分で止めるこずなく発信するこずで、より倚くの人に生産者さんの思い・食材に感謝する気持ちを持぀こずを広められるず思いたす。そしお商品の開発を通しお地元䞉重の掻性化に貢献したいずいう気持ちがいっそう匷くなりたした

■次回予告

次回のリレヌコラムは、田䞭さんによる振り返りです。その次の回では今回ず同日に行われた䌊勢志摩冷凍さんぞのオンラむン蚪問の様子をお届けしたす。冷凍・加工の技術に぀いお孊び、商品化に向けおどのようなこずができるのかを探っおきたした。぀いに商品化ぞの動きが加速しおきおいたす

2021.2.10
盞可高校食物調理科2幎生枡邉










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