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Today at Appleにいってみた

先日、表参道で会議があった。
午前中は何もやることがなかったので、宿泊地の日本橋から表参道までぶらぶら歩いた。
それなりに時間が潰せるだろうと思っていたが、予想よりも早く到着したため、思いっきり時間が余ってしまった。

カフェでノマドをしたり、早めの昼食を食べたりしたが、それでもまだ時間が余っていた。
とりあえずApple Storeをひやかして、その後はもう一軒カフェに行こうかと思っていたら、Apple Storeのスタッフに声をかけられた。

もうすぐToday at Appleの講座が始まるので参加しないかとの誘いだった。
内容は、iPhoneを使ったカメラ撮影について。

馬鹿にすんな!そんなの知ってるわい!何年iPhone使ってると思ってんだと!
心の中で思ったが、そんな事は口に出せるはずもなく、時間がないからと断ろうとした。

それでも食い下がってくるので、どうせ暇だから受講することにした。
受講したらnoteの記事のネタぐらいにはなるだろう。
それぐらいの軽い気持ちだった。

Apple Store表参道のおしゃれな階段を降りて、おしゃれな地下1階に行くと、おしゃれなお客さんがごった返していた。
モニターがあるテーブルに着席し、予約した旨を伝えると、おしゃれな講師が、気さくに声をかけてくれた。

「せっかくの機会ですから、今日は僕のことをファーストネームで呼んでください。僕は前多さんのことを何と呼べばよいですか」
「ジョニーと呼んでください」
その後店内には、マイクを通してジョニーというワードが連呼されることになった。

最初は参加者1人で始まったiPhone写真撮影講座だが、気がつくと5名。
私以外の人は手続き待ちとか修理待ちの時間を潰すために参加しているような感じ。
そりゃそうだろう。
iPhoneで写真を撮れない人なんていないのだから。

最初に訪ねてきたのは、iPhoneのカメラにグリットが表示されているかということ。
当然私のiPhoneは、最初からグリッドを表示するようにしている。
常識だろう。
やっぱこの程度か。

「撮影したいものをグリッドの交点のどれかに合わせるように撮影してください」

え?グリッドってそんな使い方があったの?
恥ずかしながら、教えていただくまでグリットは水平垂直をみるためのものだと思っていた。
もちろんその使い方もアリなのだろうが、今回教えていただいたように撮影すると、ちょうどいい感じになる。
Today at Appleすげえな。
この時点でリスペクトMAX

これが何も考えないでとった写真

そしてこれがグリッドを意識してとった写真

すでになんか違う感じがする。

次に教えていただいたのは、好きな場所にフォーカスを合わせること。
これは知ってたけど、その次が知らなかった。
フォーカスを合わせたときに表示される黄色い四角の横に、太陽のアイコンが表示される。
それを上下にスライドさせることで露出が変わるのだ。
知らなかった!
自分が肉眼で見ているのと同じような感じになればちょうど良いとのこと。
そんなの考えたことなかった。

これが露出を変えた写真。もちろんグリッドも意識。


立て続けに2回、いい意味で期待を裏切られると、人は完全にのめり込んでしまう。
猜疑心が消え、新たな知識という餌を求める、ツバメの雛になっていた。


この講座、iPhoneの使い方講座ではなく、写真の撮り方講座だったのだ。
その後Live Photosやポートレートモードの使い方を教えていただいた。
これらもなんとなく知っていたけれど全く使いこなせていなかった。

iPhoneについては、そこそこ使いこなしているという自負があった。
そこそこは扱いこなしているはずだ。
でも、そこそこから完全に至るまでは、まだまだ自分が知らないことがあるということを知った。

Today at Appleはめっちゃ面白い。
実は、写真講座が終わった後、引き続きビデオ講座を受講していた。
たった15分だが、ちょっとしたトリックビデオを撮れるようになった。


他にもきっと面白い講座があるのだろう。
ネットで調べてみると、GarageBandで音楽を作る方法や、プログラミングについても教えてくれる。
中にはiPhoneやMac、iPadの使い方の講座もある。
きっと、まだ知らないことがあるんだろうな。
全部受けたい。

Today at Appleを受講するためだけに上京するのもありなんじゃないかとまで思っている。
これからも、表参道にいく機会がなんどもある。
時間つぶしにはカフェで誰も読まない記事を書くよりも、Apple StoreでToday at Appleを受講することにしよう。

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