ご馳走さまでした。
ご飯を食べる時は
皆が笑顔になると思う。
好きなおかずの時は
一層だった。
小さな子どもの私たちは
卵料理が大好きだった。
今みたいにレシピが
簡単に手に入れられる
時代ではなかった。
大概玉子焼きだったが
作る人で味は違う。
甘めが好きだった。
家庭を持ち
一人息子が生まれ
料理にも一層力を入れていた。卵は価格も安定して
いるしバリエーションが
ある食材の女王さま?
姑と畑を借りて
野菜を作り始めた
無農薬野菜を息子に
食べさせたい。
が一番の目的だった。
私の本音は別にあった。
毎夜毎夜
午前2時過ぎに帰宅する
夫の生活パターンを
変えて欲しかった。
接待ゴルフをしては
食事して麻雀をして
フルコースで遊ぶ。
畑を耕したりして
植物が育つ楽しみや
家族と過ごす事の
大切さを知って欲しかった。
舅や姑に相談したかった。
後付けの理由にしか
ならなかった。
43才で病に倒れ
約9年間介護して
8月13日に天界に
一人でいってしまった。
覚悟していたが
いざ一人になると
社会の風は一層強くなった。想像以上だった。
一人で食べる食事は
かなりさみしい。
飼い慣らした"孤独"が
度々あらわれる。
そんな事を考えていても
埒があかない。
で
結局 私は笑顔になる。
そう私は愉快な楽しい
おばさんです。
酷暑の夏だが
今日も美味しく完食。
ご馳走さまでしたぁ。
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