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駄菓子
小さい頃
山奥の村にも
駄菓子屋さんはあった。
潔癖症の母がとても
嫌がっていたので。
私は行った事がない。
当時
貸本屋さんもあったが
一度借りてきて読んで
いたら、母に見つかり
即返却した。図書館の本
も駄目だったので
読みたい本は買って貰っていた。
盆休みが開けたら
スタッフの1人が
駄菓子の詰め合わせを
買って来てくれた。
昔を思って懐かしい。
母の実家の側には
駄菓子屋さんがあった。
従姉妹たちと、お店に
行くと何かワクワクドキドキした。
私は、中でも甘く薄いのしイカが大好きになった。
母には秘密の楽しみだった。祖父母が私にも
従姉妹たちにも小遣いを毎日くれるので、私たちはオヤツを駄菓子屋さんで購入した。毒々しいニッキ水も初めて飲んだ。美味しかった。
風船ガムを膨らませて
どんだけ大きくなるか
競争をして遊んだ。
飽きる事なく遊びに興じた。身内の少ないうちだったので、この従姉妹2人が 私のいとこの全てだった。
女の兄弟がいなかったので年の近い従姉妹たちが
好きだった。
一昨年
長女だった従姉妹が
亡くなった。1人の
いとこは東京にいる。
年を重ねてなくす事も
多いが
拾い上げて楽しむ事も
沢山ある。今日ふと
思い出した。夏の朝は
キューバンミュージックを
かけて家事を捗らせて
いたな!今年の残りの夏は
キューバンミュージックだ。いい事思い出して
ご機嫌だ。
でも
さしもの酷暑も出口が
見え始めたな。やっとだ。
ファイト!!
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