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知らない方も多いかも
知れないが
土佐の酒は淡麗辛口で
すっきりてしていて
飲みやすい。

背中に四国山脈
前に太平洋。

独特の県民性が醸成されて
いる地域だ。

今は故郷から遠く
離れた場所に住む身となり
随分の時が経つ。
私の知ってる故郷も
時の流れと共に様変わり
しているが
今日は私の知ってる
土佐を語りたい。

娯楽の少ない昔は
何かと宴会をする
土地柄だった。

女性に
「どれくらい飲みますか?」「ほんのしょうしょう飲みます」が
2升だったりするのだ。

悪酔いしない水のように
飲める酒が土佐の酒だ。

酒の席で
おらんく自慢に花が咲き
天下国家を論じたり
はし拳に興じたり
陽気に賑やかな飲み方を
するのだ。酔いつぶれる
と朝から迎え酒を飲み
またその後も飲み続ける
こんなお客が
一週間続く

土佐のおお客という
宴会があったのだ。

こういう文化圏では
独特の発想が生まれ
想像力豊かな人物を
産み出すらしくて
豪快。痛快。愉快で
独創的な人を輩出して
いる。福山雅治さんの
好演で一層有名になった
坂本龍馬。今や世界の
公文式になった公文公。
沢山の傑物を輩出している。夏になると日本全国で
演じられる
よさこい祭りも土佐発祥だ。息子に云わせると
ラテン系。くよくよ
しない元祖ポジティブ思考
な人たち。

県詞は
「自由は土佐の山間より」だ。
自由民権思想発祥の地が
土佐だ。
“武力によらず、言論により
主権在民の国家を目指す。”
が、土佐の自由民権運動だった。県詞は
植木枝盛が放った
言葉だった。

この思想は現在の日本国
憲法の中にも豊かに
息づいている。

この県詞を冠している
酒が
友だちへの贈答品として
大活躍している。
感謝の心に添えて
渡している。この地で
生まれ育った喜びを
のせて笑顔と共に。
淡麗超辛口の旨い酒だ。

*おらんくは自分のうちの出来事。
お客は宴会の事。

謙遜という言葉も
辞書にないかも知れない
県民性?*



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