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友だち

群馬に住む友だちが
私の書く食べ物の
記事が好きだ。

と言ってくれたので
直ぐに調子に乗る
単純な私なので
暑くて食欲低下気味な
私だが
設定を冬にして
鍋について書いてみよう。

すき焼き

しゃぶしゃぶ

寄せ鍋

豆乳鍋

おでん……….等々
鍋のバリエーションは
多彩だ。
うちには
高温に耐えられる
凄い鍋があった。

鍋料理の後はしめの
雑炊が楽しみだった。
使い込んだ鍋は
長年の歴史で染み込んだ
旨味があり
これで作った雑炊は
毎回、家族に笑顔を
与え続けてくれた。

著名な料理家も愛用して
いるらしく
料理本でよく目にする。
すき焼きは
夫が味付けをすると
何となく決まっていた。
我が家の不文律だった。
肉は姑が購入する店で
1人200㌘と云われていた

夫の希望で1人300㌘で
用意していた。
エンゲル係数高めの
我が家だった。

有機野菜と放し飼いの
鶏が生んだ玉子を購入して
いた。
しめは
湯がいた半田麺。
これがたまりません。
とても美味しかった。

おでんはとても手が
かかる。先ず牛スジを
圧力鍋で柔らかくする。
長ネギや生姜等々を入れて
臭みをとる。これ必要

大根 里芋 じゃがいも キャベツ しらたき等々を下ゆでする。
油揚げを油抜きする。
ちくわを薄く輪切りにする。餅を切る。
油揚げに
キャベツ しらたき 
餅 ちくわ キャベツと
詰める 油揚げの口を
つまようじで縫うように
止める。巾着の出来上がり
ある冬
これを100個作った。
夫の両親 道の前の
私たちを子どものように
可愛いがってくれる
〇〇さん 友だちと
あちこち配った。
暮れのご挨拶にした。
キッチンが食堂の
様相を呈していて
夫が笑う。
"わけわからん奴やなぁ"

大きな寸胴鍋に2つ
おでん鍋に2つ。
大量生産するのだ。
あちこち配ったら
寸胴鍋1つが我が家分。
お節作りと並行して
作るのだ。

ご用納めを終えて
久しぶりに早く帰宅した
夫が息子と二人
口を開けて待っている。

"おーい、飯まだや?"

"は~い直ぐ持っていきます"
テーブルのセッティング
係りは息子。
今日はしゃぶしゃぶだ。
常備菜を肴に早くも
飲み始めた夫。
こたつの周りには
猫も犬も全員集合だ。
楽しい食事の
 始まりはじまり!


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