珍しく喫茶店にいる

久しぶりに外出する
事になった。

博多駅筑紫口に着いたが
3年余りの間に様変わり
している。先ず
ベンチがない。仕方ない
のでカフェの隅で
人を待つ。

井の中の蛙になり
3年。人はこんなにも
自由に行動しているのか
とカルチャーショック。
でも
人間の逞しさが好きだ。

あちこちから
聞こえてくる
知らない人たちの話が
断片的に耳に入ってくる。

"ふーん"と面白い。

博多の街は目下
山笠期間中。
街全体が浮かれて
わいているのだ。
車の数も人の数も
平日だが半端じゃない。

午後3時から
交通規制がしかれ
かき山が博多の街を
疾走するのだ。
山笠に携わる人たちは
3年間溜め込んでいた
エネルギーを皆さんが
一層の思いで放出する
のだろう。
歓喜の熱気が15日の
フィナーレに向けて
熱くあつくたぎっている。

賑やかな女子グループが
店を出て行った。
大学生のグループだった
ようで　単位の話を
していた。懐かしい。
再試を受ける事の
ないように
あれこれ工夫していた
時代は遥かに昔になった。
人生の華の時間だった。
十分に楽しんでね。
と　心の中でエールを
送った。

座って待ち人を待つが
交通規制にかかっている
のだろう。一層ゆっくり
待っている。
待ち人来たりで
とても嬉しかった。

人は

人生を正しく歩むと
素敵なオーラを纏えると
心から詠嘆させられた。

居酒屋の個室で
明るく楽しく話が弾み
久しぶりに心から笑った。

又の再会が待たれる。
帰宅して
温泉に入ってゆっくり
しよう。楽しい時間は
あっという間だった。

お土産に戴いた桃が
甘い香りを部屋中に
放っている幸せだ。
神様降臨。感謝いっぱい。