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雪が少々降っても積もる事は最近ないと思う。

雪が沢山降っている景色をみたのは2012年の北海道以来だ。
昔むかし高知の山奥に住んでいる頃はひと冬に必ず一度は雪が降り積もり
しんと冷えた空気を感じながらベッドから這い出すと
外が奇妙に明るい!
まさかと外をみると白銀の世界がある。コロコロと心が弾みただ嬉しかった。
誰かから沢山のプレゼントを
貰ったみたいだった。

着替えを済ませて小さな弟と庭を歩く。
雪だるまを作って遊ぼう!
二人で小さな雪だるまを作る。
家の外には大人が作った大きな雪だるまがある。
小さな村は高揚感に包まれて静かに密やかに日常を離れて多幸感があった。

道に出ると男子が雪合戦を
して賑やかに遊んでいる。
近所の友だちが集まり
雪でジュースを作って遊ぶ。石を擦るとオレンジジュースに白いカルピスもどきが出来る。手は真っ赤になりかじかみそうになるが
飽きてうむことがない。

昼ご飯を告げられて我に帰り家に戻る。熱いうどんをたんと食べる。
おやつはぜんざいだ。

夜はいつもと違い人の出入りもなくて静かな夕食をとる。熱いお風呂に父と弟と3人で入り早めにベッドに入る。
"お姉ちゃん明日も雪だったら嬉しいねー"と隣で弟が云っている。"そうやね"と云いながら私は夢の中に…….

**小さな頃
私と弟は虫に刺されると
後がおできになって酷くなるので大工さん作成のベッドに二人で寝ていました。**

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