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さつまいも

最近は柔らかくてやたら甘いさつまいもが多いけど私の子どもの頃は白っぽくホクホクしたさつまいもだった。切ったさつまいもを少しの油で両面焼いて青のりと少しの塩をふったおやつが好きだった。冬になるとたき火に芋を入れて置いて
熾火の中からホクホクになった焼き芋を大人が掘り出してくれた。
小さな手に軍手をしてかじりついた。ハフハフとしながら食べる冬の恵みだった。懐かしい思い出になった。

最近はさつまいものモンブランや垢抜けたお菓子に大変身していてビックリだ!
実家では
秋の夕方から大きな釜で茹でられたさつまいもが藁を通して軒先に並ぶと田舎の冬が近かった。子どもたちは茹でられたさつまいもの穴が潰れたおこぼれを貰うのが楽しみだった。
冬の間にたっぷり日光を浴びて"ほしか"が出来上がると長い冬が終わり春が巡ってくる。
子どもの私は友だちと野山で遊び飽きてうむこともなかった。毎日がキラキラと輝き幸せのシャワーを体に浴びて只ただ楽しかった。

街中に住む今は懐かしく微笑ましい日々…..愉しさに埋没していた日だった。

よい思い出を沢山持ち今が
どうあれハッピーだ。
さつまいもがくれた幸せな
思い出……..懐かしい。

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