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荷造りをする

母の50日祭をする為に
帰省するので
荷造りをし始めた。
田舎の駅には
エスカレーターも
エレベーターもない。
1番線ホームにつく
列車じゃないと
本当に大変な事になる。

母が存命中のある日
自慢のチラシ寿司を
1升分作り散々食べて
翌日
大きなおにぎりにして
持たせてくれた。

トランクはずーんと
重くなったが
大喜びで帰路につく事に
なった。

昼間だけ駅員さんのいる
田舎の小さな駅で
切符を切って貰うと
2番線ホームに入ります
ので…..えぇっと…階段登って陸橋渡って2番線?
マジか?
愛情たっぷりのおにぎりが
重さに拍車かけて
まぁ!重い!
ちぎれそうな手に
トランクがずっしりと。
持ち前の根性を全開して
列車に乗り帰宅した。

正直
本当は階段の途中で
投げ出したいって思った。

以来
切符を購入する時は
1番線ホームから
乗降出来るか確かめる
ように注意を怠らない。
  
父親が58才
母親が96才で亡くなった。

いよいよ故郷は遠くなる。
寂寥感が胸をうつ!
"お母さん"って叫びたい。
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

*トランクは
今やキャリーケースと
呼ばれている*

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