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ハンドメイド。

私はとても不器用だ。

土佐弁で"てびやね"と
云われる。

何せ小さな頃に
和ばさみで自分の右目を
突くという事故を
起こした。

それ以来
私の周りから針や鋏は
なくなった。
女子校時代の裁縫は
大体周りの大人が作成
した物を提出していた。
私の黒歴史?

息子が
幼稚園に行くように
なった頃に
近所に東京で手芸教室を
沢山持っている方が
ご主人の転勤で
引っ越して来られた。

友だちと週2回
お宅に伺い
子どものリュックサックや
色々な小物を習いながら
作った。
皆が各々の個性を生かした
作品を作って幸せな時間を
過ごした。

子どもとは有難いもので
我ながら下手な
ドラ〇もんの刺繍を施した
カバンやリュック等を
ずっとずっと愛用して
くれていた。

小学生になると
ますます
ハンドメイドする物が
増えて 私も少しずつ
腕を上げていた。

ミシン掛けも出来る
ようになり
当時ハマっていた
インテリア。

スーパーの特売品の布を
購入してきては
部屋の模様替えに使う
ソファーカバー等を
沢山作って楽しんだ。

引っ越しの度に
あれこれ手放して
当時
作った物は何もないが
記憶の中で輝きを放ち
鮮明に蘇り
飽きずにその世界に
耽溺するのだ。

私の至福の時間だ。

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