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旅をする木

1枚の写真に魅了されて
そこに行きたい。
そこに住む人に会いたい。

そんな一途な思いが
星野道夫さんを
アラスカの地に導いた。

私は人を相手に仕事を
している。思い掛けない
事を云われると怯むし
メンタルが傷つく。
そんな日に
「旅をする木」を読むと
とても癒されるのだ。

アラスカの広大な景色が
眼前に広がり
心がぐぅーっと膨らむ。
悩んでいる事が
急に小さな事のように
感じる。有難い。
そんな本がある事が
有難い。
「苦い記憶も、歳月という万華鏡の中でいつしか懐かしい思い出に変わっている」という言葉に強く
納得する。

厳しい環境の中で
自然に対して真摯に
生きる人々への畏敬の念を
持ちながら
彼らの生活に馴染んで
いく過程も素晴らしい。

何年住んでも
あきることがない暮らし。
そんな日の中で
突然訪れた
死が惜しまれる。
神様に愛され過ぎた方は
早く側に呼ばれる?
なんだか急にそう思った。
私の妄想ですね。


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