見出し画像

五島から宝が届く。


五島に住んでいる
友だちが沢山の島の恵みを
送ってくれた。

公務員だった彼女の
夫は既に定年退職している。

代々持っている土地で
米を作り野菜を作って
いるのだ。

春の始めから
あおさを取りに行く。

汽水域で採れる
あおさは滋味がたっぷり。

海でとったあおさを
陸に上がり3時間は
かけて
きれいに仕上げるとか。

天ぷらにしたり
味噌汁に入れて楽しむ。

働き者の夫婦だから
都会に住む子どもや孫や
オマケの私に迄
山の幸や海の幸を
届けてくれるのだ。

有難い事この上ない。

私も友だちに分けて
皆で五島の春を
楽しむ。

ずっと昔。
"私は人間がすき"という
本を読んで以来
いつか訪ねたいと
思っていた。
五島列島だった。

思いがけない縁で
五島に住む人たちと
知り合い
何故か
"どうしてるかなぁ?"
と思っていると
不思議に島の宝物が
届くのだ。

以心伝心というのかな。
島の人たちの暖かい
人情とおおらかな人間性。


都会の中で私たちが
失おうとしている
大切な美徳が脈々と
息づいているのだ。

本当に有難いし
感謝いっぱいで
心が暖かい。

疫病が終息したら
真っ先に会いにいきたい。
海の青さがまず違う。
大瀬崎灯台からみる海は
東支那海だった。

灯台守りの一家を
描いた映画のロケ地
だったと聞いた。

堂崎教会は内海の側に
密やかに美しく立っている。
遣唐使が台風の折には
避難したという場所は
透明度の高い綺麗な
入江の海だ。

五島の恵みを前にして
友だちとの再会をまつ。
感謝いっぱい。


長年の1人暮らしだが
人の暖かい心に支えて
貰いながら
いつも笑顔いっぱいな私。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?