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マンションが建つ。

盆休みが開けて
久しぶりに仕事に
行くと
前に住む大家さんの
うちで何があったのか
すし桶がつんであった。

スタッフと  

"珍しいね?"と話した。

1週間後に
管理会社の担当者が
書面を持ってきた。

急いで読むと
来年2月迄に退去
して下さい。

新しくマンションを
建設します。
という話しだった。
兄妹4人が生前に
売却して分与すると
いう話だったのだ。
すし桶の謎も解けた。

さぁどうする?

頭が真っ白になった。

早速
私の仕事の担当者に
連絡した。

兎に角
子どもたちの
安心-安全が守られる
場所を探す事が第一なのだ。

建設する側の責任者と
顔合わせを
する日を段取る。

代理人が窓口になったが偶然か必然か
同姓の真面目な方で
話もしやすくて
有難い事だった。
しかも責任者が
同業者の息子さんで
私の立場を一応
理解してくれたのだ。

しかし
場所の選考は
難航した。

今の場所に近い所を
探さないと
子どもたちに迷惑が
掛かるのだ。
日に日に思いが
深く沈潜して
    深刻化する。
気分転換をあれこれ
する。
自分を叱咤する。
そんな中で

ある日
ふと見ると道を挟んだ
前のマンションの
1階が空いている?

早速
管理会社に連絡した。

空き店舗だった。
お宝は足元にあったのだ。正に足元暗しだ。

中を見せて貰うと
スケルトン状態だったし蜘蛛の巣があり
荒んだ感否めない。
3年間
空き店舗だったとか。

呆然としたが立地は
申し分ないのだ。
その後

難しい交渉を
多勢に無勢の状態で
乗りきった。
2月末迄
現在地で教室を
継続する案も提案されたが。
私は

その年の年末に
引っ越しを済ませた。

1月6日に
神事を執り行い。
翌日から
新教室で仕事を
スタートさせた。

3月からコロナ騒ぎが
始まったので
あの時点でよく決断
していたなと今思う。

沢山の人の思いと
偶然と必然が重なり
今がある。感謝しかない。

今日
仕事に行くと建設中のマンションの幕が
落とされ
建物の1部がみえた。
素敵なマンションだね
とスタッフと感心した。

"あの時
先生はよく頑張りましたね"とスタッフがいう。

有難い事だ。

私はいつも
何かに守られているのだ。
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