【「画像生成AI」シリーズ】画風を変えて画像を生成させると?
はじめに
こんにちは!
2022年11月に文章生成AI(人工知能)であるChatGPTが世に出て、生成AIブームの火付け役となりました。それから様々な分野でAIの研究が盛んに行われ、新しいサービスが次々と生み出されています。
本シリーズは、数あるAIの中でも「画像生成AI」に焦点を当てて執筆していこうと思います。使用するツールは、Windowsに付属のCopilotに限定しようと思います。PCあるいはスマホから誰でも気軽に、無料で使用できるので、ぜひ参考にしてくださいね。
Copilotの詳細な使い方については以前の記事で解説しているので、基本的な使い方はそちらをご覧ください。
さて、それでは今回の主題に入ります。
様々な画風で同じテーマの画像を生成させる
今回生成させる画像のお題は「走っている柴犬」です。具体的にCopilotに送信するプロンプトは次のようになります。
これだけ入力して送信すると…?
画風を指定せずに生成させると、このように写実的な柴犬の画像が出力されました。無難な感じに仕上げてくれていますね。
ここからは、様々な画風を指定して比較してみます。
具体的には、
と命令します。
ポップアート風
ポップアート風に生成させると、次のような画像が出力されました。
「ポップアート風に描いてください」と付け足すだけで、このように鮮やかな色使いで臨場感あふれるポップアート風の柴犬の画像になりました。
抽象画風
抽象画風に生成させると、次のような画像が出力されました。
「抽象画」の定義については様々な議論があると思いますが、画風としてはぼんやりとしたタッチで描かれた柴犬の画像になりました。
浮世絵風
浮世絵風に生成させると、次のような画像が出力されました。
浮世絵で柴犬が描かれていたかどうかはさておき、「和」のテイストが盛り込まれた浮世絵風の柴犬の画像になりました。
ビンテージ風
ビンテージ風に生成させると、次のような画像が出力されました。
「ビンテージ風」と指定すると、温かみがあり少し懐かしい雰囲気を感じる画風で描かれた柴犬の画像になりました。
ピクセルアート風
ピクセルアート風に生成させると、次のような画像が出力されました。
ピクセルアートとは、いわゆる「ドット絵」です。レトロゲームに出てくるようなレトロなドットで、躍動感のある見事な柴犬の画像になりました。
コミックアート風
コミックアート風に生成させると、次のような画像が出力されました。
集中線や土煙が強調され、アメコミのような印象に残る画風で描かれた柴犬の画像になりました。
ステンドグラス風
ステンドグラス風に生成させると、次のような画像が出力されました。
ステンドグラスとは、色付きのガラスを組み合わせることで、美しい透明感のあるデザインを作るアートスタイルです。古い教会にあるイメージのアートです。ちょっと神秘的な柴犬の画像になりました。
アール・デコ風
アール・デコ風に生成させると、次のような画像が出力されました。
アール・デコは、1920年代から1930年代に流行したデザインのアートです。幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などの特徴を生かした、モダンな柴犬の画像になりました。
おわりに
いかがでしたか?
画像生成AIは、同じテーマに一言付け足すだけで、まったく異なる画風で描かれた画像を出力してくれます。私はこのようなAIの能力が上手に活用され、皆様の未来の創作活動が豊かになることを祈っています!
次回は、絵のタッチに焦点を当てた内容を予定しております。
今回も最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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