【IRIAM】各ランクをキープするのに必要なギフト量を概算してみた
はじめに
多くのIRIAMライバーが一度は考えるであろう疑問,「このランクを維持するにはどれほどの努力が必要なのか?」.経験豊富なライバーやリスナーならば,自分のランクをキープするのに必要なギフトの量をある程度感覚的に把握しているかもしれない.しかし,その「感覚」がよくわからないという人も少なくないと思う.
僕自身,C帯の維持に必要なギフト量は感覚的にわかっていたが、B帯やA帯を維持するためにはどれくらいのギフトが必要なのか,具体的な数値については,実際に高ランクのライバーと交流するまで深く考えたことはなかった.
最近になって,多くのリスナーの皆さんの支援のおかげで,ついに念願のA1ランクを達成することができた.このこともあり,ランクのボーダーやランクキープに関する話題に前よりも強い関心を持つようになった.
この記事では,ランクキープのためにどのくらいのギフトが必要なのかを僕自身が独自に調べた結果を紹介する.
ランクキープするのに必要なギフト量の目安
結論だけ知りたい人もいるだろうから,先に結果から紹介しようと思う.詳しい計算の方法は後述するので,気になる人だけ見て欲しい.
ただし,後述するように正確に必要なギフト量を計算するのは困難である.これを踏まえた上でこの結果を参考にしてほしい.
以下に計算結果の表及びグラフを示す.
結果の見方
表内の必要ギフトPの数値が,そのランクを 1 週 キープするのに必要なギフトの量を示している.
例えば B1 の場合,18,500 ポイント程度がランク 1 回キープするために要求されることを表している.
この必要ギフトPを,ランクを狙う日に適切に配分することによってランクキープが達成される.
例えば B1 の場合,18,500 ポイントを3日間で分割して,10,500, 4,000, 4,000 ポイントと投げてもらうことによって +4, +2, +2 を取り,ランクキープを達成するというように考える.
考察
同一ランク帯(C 帯内や B 帯内)では,必要なギフト量はほぼ一定間隔で増加している.
C 帯 (C3→C4, C4 → C5) は 3,500 ずつ増加
B 帯 (B1→B2, B2→B3) は大体 4,000 ずつ増加
A 帯 (A1→A2, A2→A3) は大体 6,000 ~ 7,000 ずつ増加
S 帯 (S1→S2, S2→S3) は大体 15,000 程度増加
C5 → B1, B3→A1, A3→S1 のように,ランク帯が変わると必要なギフト量が大きく増加する.
例えば C3 → C4, C4→C5 では必要ギフトPが 3,500 ずつ増加しているのに対し C5 → B1 は必要ギフトPが 9,000 も増加する.
B1 → B2, B2→B3 では必要ギフトPが大体 4,000 ずつ増加しているのに対し B3 → A1 は必要ギフトPがなんと 18,250 も増加する.
このようにランク帯が変わると,キープに必要なギフト量が大きく増加することが分かる.
注意事項
以下に述べるように,様々な要因によってランクをキープするのに必要なギフトPは変動する.
+4 や +6 といったランクポイントを取得するのに必要な応援ポイントの量(いわゆるボーダー)は日々変動する.
+4 や+6 を取れる人数はランク帯ごとに決まっている.このため,ランクが高いほどより競争が激しくなり,ボーダーは大きく変動する傾向にある.
バッジがリセットされる月初はボーダーが非常に高くなる傾向にある.
その週に開催されているイベントによっても,ボーダーは変動する.
2023年12月のアップデートから,あんしんランクスコア(+2 を確定で取るために必要な応援ポイント)も週ごとに変動するようになった.
投げたギフト量に対し,どのくらい応援ポイントが増加するのかは一定ではなく,その時の状況によって変動する.
同時接続数,スター,コメントやバッジによっても応援ポイントは変動する.
今回の概算では,応援ポイントは (投げたギフトの額 × 4) と機械的に計算している.
ある程度の応援ポイントだったらギフト無しでも伸ばすことができるため,低ランクほど誤差は大きくなる(実際の必要ギフト量は表の数値より少なくなる).
詳細な分析
ここから先は計算の過程が気になる人向けの記事となる.興味のある人は読んでみて欲しい.
ランクキープの考え方
7日間かけて 効率よく ランクキープするなら,ランクスコアの取り方は次の 4 パターンがある.
+6, +1, +1, +1, +1, +1, +1
+4, +4, +1, +1, +1, +1
+4, +2, +2, +1, +1, +1, +1
+2, +2, +2, +2, +2, +1, +1
配信を毎日つける(最低でも毎日+1 は取る)ことは前提として,
以降は +1 と書くのは省略することにする.つまり,
+6
+4, +4
+4, +2, +2
+2, +2, +2, +2, +2
と表記することにする.
本記事の残りの部分では,これらの4通りのパターンのうち,どのパターンが一番効率よくランクをキープできるのか?というのを概算し,その結果をまとめている.
キープに必要な応援Pの計算方法
各ランクポイントのボーダーは次のサイトを参考にして,自分が妥当だと思う数値を設定した.
各ランクのボーダーは次の表の数値を使用した.
上記の表を使用して,ランクキープの各パターンについて,必要な応援ポイントを足し合わせることによって計算した.
各ランク帯ごとの分析
C 帯(C3-C5)
C 帯はアンスコの効率がいい
いずれもアンスコのみでキープするパターンのコスパが優れている
実際 C3 はギフトほとんどなしでもキープできる
+4 を2回取るパターンは効率が悪い
C4, C5 なら +6 を狙ってキープまで持っていく価値が高いだろう
B 帯
C 帯とは対照的に,アンスコのコスパは良くない
ランクが上がれば上がるほどアンスコのコスパが悪化
B1 はどのパターンでもそこまで大差なし
ランクが上がるにつれて +6 のコスパが良くなる
A 帯
アンスコのコスパは非常に良くないと言える
+6 を取るのがコスパが良い
ただし,+6 を狙う人も多く,+6 争いに負けたときのリスクが大きい
ランクが上がるごとに +4 のコスパが悪くなる
A1 なら +4 を狙う選択は妥当と言えるが,A3 なら+4 を狙うくらいならいっそのこと +6 を狙った方がいいだろう
S 帯
A 帯と似たような傾向がみられた
しかし,A帯と比べてボーダーが異常に大きく跳ねる場合があり,魔境だと言える
おわりに
ランクキープの戦略は奥深いと思う.
各ランク帯によって,どのようにキープしたほうが効率が良いかが変わる.
また,ライバーの生活スタイルやリスナー層によっても取るべき戦略は変わってくる.
上手く企画を立てたりしてギフトを投げてもらう日を誘導することによって,より高いランクをキープ出来るかもしれない.
ランクキープに必要なギフトPが分かれば,自分の適性ランクをおおよそ把握できるのではないかと思う.
実際に配信してみて,自分の適性ランクを感覚でつかんでいるライバーはそれなりにいると思うが,自分の適性ランクはなかなか見定めにくいと思う.
しかし,ランクキープに必要なギフトの量(応援ポイント)が分かっていれば,過去のライバーレポートや現在のリスナー層の分析から自分のおおよその適性ランクを把握しやすくなるのではないか.
イベントに向けてのギフ禁戦略も立てやすくなるのではないかと思う
ランクキープを行わずにギフ禁を n 週間行えば,このくらいのギフトを温存できるというのが大体分かる.
今後書きたいこと
ランクアップに必要な応援ポイント/ギフト量
時間ダイヤを含めて考えると,どのランク帯をキープするのが効率がいいのか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?