イヨク・ソウサクを探して【1】
お久志ぶりぶりプリンス久志。
なんてお寒いジョーク飛ばしてるあたりかなりの重症でござんす。
イヨク・ソウサクがどっか行ったよ。
「お前なんぞに付き合っちゃいられねえぜ、クソ野郎め!」
って捨て台詞吐いて家出したよ。
無理もないよね。新しい仕事にかまけて、ずいぶんほったらかしにしてたから。
明日やるよ、明日こそやるよ、ゴメン、今日は疲れてるの横にならせて明日にして・・・もう少し仕事に慣れたら、ちゃんと相手してあげるから・・・ねえ、どうしたの?何ふてくされてんの? ねえ!ねえ!ちょっとどこ行くの? ソウサクゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
アイツは出て行った・・・・・・私とたくさんの紙と絵具と材料と道具を残して・・・・・
今はどこにいるかわからない・・・・
未練? あるに決まってる。小さなころからずっと一緒だった。私を助けてくれた。私に夢を与えてくれた、誰も理解してくれなくても、ソウサクだけは私の味方でファンでいてくれた。
なのに・・・生きてくためには働かなきゃならなくてわずかなお金を稼いでいるうちにソウサクをかまう時間を惜しむようになった。
疲れた・・・動きたくない・・・何も思い浮かばないの…描けないの・・・
そんな日々が続いたある日・・・2020年の寒い日にアイツは出ていった。
淋しいよ、淋しいよ、アンタがいないととても淋しい・・・
机の上も作業台の上もペンもインクも何もかもがとても錆びついてみえて
空しい・・・・
どこにいるのどこにいるの?・・・・・会いたいよ・・・ソウサク・・・・
会いたいよ・・・会いたいよ・・・会いたいから、アンタを探しにいくよ・・・
私のイヨク・ソウサク
Ciao!
よろしければサポートお願いします^-^いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!