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2022.11.25 ユレニワ武者修行ツアー7日目@寺田町Fireloop

2022.11.25 ユレニワ武者修行ツアー7日目@寺田町Fireloop

ユレニワ武者修行ツアー。関西・東海地方を無計画に10日間滞在するツアー。「何も決まってません、空き日のライブのオファーください!」形式。こんなお知らせが届いてから2ヶ月弱。
最初そのお知らせを見た時には突拍子もなさすぎてスマホの画面をまじまじと覗き込みながら笑ってしまった。狂ってるなぁ、真面目におかしい。

でもそれだけ、2月のワンマンツアー「LAND」への意気込みが伝わってくる。本気で手売りチケットのみで突っ走ろうとする清々しい攻撃的な前向きさ。ちゃんと会いに行って、ライブして、そして手売りチケットを売る。とても良い、循環をたくさん回せ!前人未到の道を信念を持って楽しく進め!

なんと10日間連続でライブの予定が埋まった上でツアー決行。これは、メンバーのみなさん走り切れるんだろうか。いくらなんでも、いくらなんでも武者修行すぎる。頭のネジを飛ばしたり、体力ゲージも振り切らないと辿り着けない本気の武者修行。。
でもそんな武者修行をどうしても目撃したくなってしまった。今のユレニワ、ちょっと目を離すとすぐに見違えるほど大きくなってしまうから。今観るべきだ、と心の思うままに。

関西と東海をめぐる武者修行ツアー、行くとしたら好きなハコ、行きたい箱でユレニワを観たい。少しずつ解禁されていくライブの予定を確認していく。

あ、寺田町Fireloopでのライブが決まった…!大阪で行きたかったライブハウス。理由は大きく1つあるけれど、ちょっとそれは置いておいて、Fireloopは爆音ライブハウス。
爆音とユレニワの相性が良いのは火を見るよりも明らかで、Fireloopのユレニワ、そんなの行かない選択肢を選べなかった。どうしても行きたかった。いろんな予定をギリギリまで調整して、なんとかキメてきた。嬉しい。

ステージが少し高くて、見下ろされてる感じ。小箱なのに「ちゃんとステージに上がっている」感じがあって、これはとても良い。縦が少し狭めなので、手を伸ばせばステージに届きそうなくらいの距離なのに、高さで届かない。この「届きそうで届かない」距離感が最高にテンション上がる。ステージの天井に所狭しとライブハウスの照明っぽい照明がぶら下がっているのも、良い。入った瞬間に好きになってしまった。

武者修行ツアー7日目の、ライブ7連続目のユレニワ。だいぶ疲れも溜まってるだろうし、どんな感じのライブになるんだろう…と少しだけ心配した自分を背負い投げで床に叩きつけたくなるほどにきらきらに漲ったメンバーたちだった!演奏が分厚い!
Fireloopの転換は薄い紗幕がかかった状態で行われる。でも幕の先にステージ準備をする人の影が透けて見える。気合入ってる、、伝わってくるものがある。いつもの登場SEはなし、準備完了、板付きのまま紗幕が上がる。

あの不穏なギターの揺らぎ音、溜めて溜めて溜めてからのカウント、birthday始まり!最近はラストに来ることが多い印象のbirthdayは、初っ端からユレニワワールドにぐいぐい引き込むトッパー曲としても超有能なのであった。birthdayは曲の前半の優しく大切なものを傷つけないかのように歌う優しいパートと、後半音量のギアが上がっていくところ、不穏コーラス、間奏以降の燃やし尽くす激爆音と絶唱のコントラスト、不可思議なメロディの不穏さと優しさと激しさが同居してるところがとても好きです。。
アウトロの一段音量がドンっと上がるところ、毎回ぎゅっと拳を握りしめてしまう、気持ちが昂り過ぎて身体からはみ出ない様に抑えつけるのに必死になる。
照明はオレンジの炎!

ソリッドなドラム繋ぎ(とても好き!)からのCherie、イントロ長めで引っ張るの、気持ちがどんどん上がっていくからとても好き。
君は俺の手を のところ、まじで手を引っ張ってくれそうな勢いで歌ってるの観てると「ヒーローだなぁ」と冷静なほうの頭の片隅で思っている。かっこいいしかない疾走感。

だらしないね
イントロのドラムのリズムがとても好きなのだけど(変則3拍子みたいなやつ)、毎回うまくリズム取れなくて変な揺れ方しちゃう(しかたないね)
たすけてくれ の叫びが最高潮にキマってた。
間奏が始まるところ、レジベースがグッと前に出てきてゴリゴリのベースを唸らせまくるところ、燃える。
よしきギター、ステージ前の柵に座ったりしたまま床転げ回って重力に反して両足が天井向いてたりした。楽しすぎて燃えすぎた。。

7日目、、元気です!ステージ上がった瞬間から覚醒するんだよな、ってニヤリと笑っていて、本当にステージに全力を投入してるんだ、って伝わってきて胸が熱くなる。

ひかりにひかれて
ステンドグラスから光が刺してくるみたいな初っ端のアカペラ、からの鯨の汽笛「パァァァァァーーーー」、歌が強いメロディとリフレインするサビに胸がキュッとなる、でも真骨頂は2番のAメロ(っていう表記で合っているかは分からない)、「今ここ」を歌ってる、信念や情念、真っ直ぐな真の気持ちを歌に音に込めてほとばしっている。その気持ちにあてられて涙腺の制御が効かなくなってしまう。拳上げながら泣きたくなる曲だなぁと。聴けば聴くほど好きになっていく。
アウトロのカオスゾーンの爆音!メタルみたいな超ソリッドドラム痺れる、ラスボスがスモークの中から現れてきそうなギターに気持ちが爆上がりする!

恋人たちのヒム
前半でユレニワユレニワしすぎて燃えすぎて、ヒムが(ヒムこそ濃いユレニワのはずなのに)むしろしっとり聴こえる、いかにユレニワのライブが、武者修行が全編ずっとどこでも漲っているかっていうのがよく分かる。ユレニワをギューッと詰め込んでどっぷり堪能。

知りたい
ひかりにひかれて と知りたい 両方聴いてどっちも最新のユレニワだ、、と感慨深く涙腺が弱くなった。剥き出しの純粋さ、繊細なところも手を伸ばせば触れられる、だからこそヒリヒリして痛くて苦しくて涙が出てくる。
アウトロのギターの音が好きすぎて、ずっと終わって欲しくなかった。
ひかりにひかれて も知りたい も照明がシンプルな白。ステージ奥からフロアに向かって強く白く照らされる、白日の元に晒される、音と光の洪水の真っ只中にいて立ち尽くすことしかできない。

武者修行ツアー、地に足つけてライブをやってると、見落としてきたものがすごく見える、今までよりも歌を送る立場として考えるきっかけになった、と真面目に語るシロくんの目が真っ直ぐで、本当にいいツアーを回っているんだなぁと感じた。

お別れの歌やって終わりまーす、と。
本編がこんなにも濃いユレニワだったのに、アンコール、あばよ、ビューティーだった、最高にユレニワだった。アンコールたっぷり、アウトロの転調が始まってからが本番のあばビュー、痺れるアンコールだった、!
ユレニワ、イントロと間奏とアウトロがたっぷりあるのが本当に好きで、曲繋ぎも間奏の弾き合いもアウトロのアレンジも、どれもわくわくするし胸が潰されそうになるし、爆音で感情爆発するし、1曲はどんなに長くても、っていうか長ければ長いほど楽しい。
たっぷりユレニワ堪能出来て楽しいしかなかった。でもまだもっと足りなくてもっともっと観たいと思う。

武者修行ツアーはあと3日残っている。後半戦、疲れの蓄積は数時間の睡眠やごはんだけでは拭えないほど溜まってきているだろうし、本当に身体には気を付けて元気でいて欲しい。無事の下山(武者修行って山に登ってるイメージ、、)を心待ちにしてる。修行を終えたユレニワ、もっともっとすごいユレニワになってるんだろうな!その時が楽しみで仕方ないって思うほど、Fireloopのユレニワ、とても良いライブだった。
Fireloopでユレニワを観られたこと、本当に嬉しかった、楽しいしかなかった、楽しいのに苦しくて泣ける。。武者修行のあいだに、もうこんなにも全然見違えてすごいスピードで進化してる、、輝きが増してる、圧倒されて爆音の洪水を受け止めるのに必死だった。
今日のことはずっと思い出して心の糧にしていくと思う。

今のユレニワ、とても良い。こんなに破天荒に見えるのに、音が、活動が、いちいち地道で地に足ついて、泥臭く歩んでる。圧倒的場数の経験値に裏付けされたライブのパフォーマンス(音楽的にもパフォーマンス的にも)はぎゅっと中身が詰まっていて、濃い。純度100%、濃縮(還元されない)でいろんな感情をもらえる。
もっともっと、ユレニワのライブをより多くの人に目撃してほしいと思う。

ユレニワ 
ワンマンライブツアー2023「LAND」

2/11(土) 心斎橋 Music Club JANUS
2/12(日) 名古屋 CLUB UPSET
2/18(土) 渋谷 CLUB QUATTRO
手売チケット
ライブ会場&BASE特設サイトにて販売中、
っていう勝手な宣伝
jureniwa.thebase.in


2022.11.25 ユレニワ武者修行ツアー7日目@寺田町Fireloop

1.birthday
2.Cherie
3.だらしないね
4.ひかりにひかれて
5.恋人たちのヒム
6.知りたい
en.あばよ、ビューティー


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