28歳、56歳:サターンリターンは自分の思いがこぼれること そして、私らしく ありのまま を嫌う理由
サターンリターンという言葉を知っていますか?
私は28歳で上京してすぐに、占いをしている友人から聞きました。
そして、なんと私が会社を辞めた日(28歳の6月30日)が、まさにサターンリターンの日だったというオチまでついていて、「マジか!」と思った次第です。
こんにちは。広報ウーマンネット&女性PRラボ 代表の伊藤緑です。
サターンリターンは、言葉の通り、土星回帰。土星が生まれたときの場所に戻るというもの。およそ30年くらいで巡ってくるそうです。
なので、28~30歳 と 56~60歳でやってきます。
28歳のサターンリターンで、会社を辞め上京し、作詞家になるために動き始めた私。52歳になった今、56~60歳でやってくるサターンリターンが楽しみです。
ちなみに、28歳くらいで結婚される人が多いのも、サターンリターンの影響と言われていたりします。
この時期は、本当の思いがこぼれるとき、と思っています。
実際、私は28歳で自分の本当の思いがこぼれて上京したからです。そして、自分の本当の気持ちに自分自身で応え動いたのに、相当に苦しく辛かったです。28歳は、ありえないくらい泣きました。
自分の夢のために自分で決めて上京したのに、毎日泣いていました。そんなときに、急に祖母が亡くなり、自分が上京したせいだと自分を責めたりもしました。そんな日々でした。
数年続くというサターンリターン。29歳で手相を見てもらったとき、手相がほぼ見えなくくらい薄くなっていて、「あなたの人生は50歳から」と言われました。これもまた本当にきつかったです。
またしても「マジか!」です。29歳から50歳まで、どうすればええねん? みたいな。でも、21年の間に、私の生き方は変わり、新たな仕事も増え、50歳の誕生日は本当に嬉しかったです。ただ、50歳になって急に変わることはなく。52歳になって、徐々に変化しつつあります。
実は私、「自分らしく」とか「私らしく」という言葉が大嫌いです。らしくって自分で決めることじゃないと思っているからです。自分で「らしく」を決めた瞬間、自分で想像できるサイズの箱に収まることだと感じるからです。
作詞家という職業柄、「自分らしく」や「私らしく」を歌詞に使ってください、ということもあります。そういうときはうまいこと使いますが、自ら使うことはありません。自分で想像できるような箱に入るつもりなんて、さらさらねーからねって感じです。
良い意味でも、悪い意味でも、何が起こるか分からない人生。無理に決める必要もないし、恰好いいとこを見せる必要もないし、行けるところまで行けばいいですから。何が起こるかわからないし。
あっ、ちなみに、「ありのまま」も嫌いです。
「ありのまま」でいいってことって、努力をやめることだと感じるからです。
作詞家にはそういう考え方の方、時々います。先日も、そんな話で盛り上がりました。まぁ、職業作詞家なので、仕事としてはどんな言葉でも使いますが。
「サターンリターン」。どう過ごすか、私はこぼれだす自分の制限のない可能性を存分に味わい、徹底的に堪能したいと思っています。
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