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ターコイズS2022の予想メモ

1度全頭まとめなきゃやっぱだめだ!

前回は5頭くらい候補馬を絞って書いていたものの、やっぱり消す消さない興味あるなし関係なく、全部しっかり見てまとめたうえで結論を出さないとダメということが自分の中で分かりました。
やっぱりいい馬は粗を探しても出てこないし、粗の多い馬は頑張って長所を探そうとしても出てこない。とはいっても、重賞級のレースに出走する馬なので、一つもいいところがないということはないんですけどね。
枠番も決まったので、順番につらつらと書き綴ってみます。

なんちゃって(知ったかぶり)分析

フラーズダルム

父はキズナ、母はクーデグレイス。クーデグレイスは母父にトニービンがおり、フラーズダルムも差し、追い込みからレースを進めていくタイプ。
体重が500kgになってから2レース前の長岡Sから少し雰囲気が変わりました。
長岡Sは7着ながら、上がり3F33.0の末脚はこのレースでは最速。
続く元町Sでも、このレース最速の上がり3F33.1の末脚で9番手から一気に差し切る走りを見せました。
ただ、この上がり3F33.0のスピードは斤量55kgの時の記録。今回は斤量が53kgのアドバンテージがあるのでこのスピードがどこまで伸びるかも予想する際のポイントになりそうです。

ママコチャ

父はクロフネ、母はブチコ。姉のソダシ同様1600mのマイル路線で実績を重ねての参戦です。
枠的には中山1600mでは有利と言われる内側を引いているのですが、初の中山で、今まで通りの先行策でレースができるのかがポイントだと思います。

スカイグルーヴ

父はエピファネイア、母はアドマイヤセプター。こちらは血統をさかのぼっていくと、ところどころ競馬を始めたばかりの自分でも知っている有名どころの馬の名前が名を連ねており、印象としては後半勝負で馬力のある差し馬タイプが多いように思っています。
前回のスワンSではスタートがダメで、頼みの末脚も過去ワーストのスピードで最下位に沈むという散々なレースでした。
今回はだいぶ人気が下がるのではと思っています(オッズ発表前)が、鞍上がルメールということもあり、そこまで人気薄にはならないような気はします。
馬体重が460kg台の時の末脚は抜群に早く、それを割ると若干後半の伸びがないのかな?というイメージです。場体重が460kgオーバーなら期待はできそうです。

サブライムアンセム

父はロードカナロア、母はパストフォリア。父のロードカナロアは生涯成績が3着以上という言わずと知れた名馬。母のパストフォリアはシンボリクリスエスを父に持ち、母父もサンデーサイレンスという血統に恵まれ、自身も11戦4勝の馬でした。
桜花賞では9着という着順でしたが、あの牝馬2冠馬のスターズオンアースに着差0.2差でした。
ただ、差し勝負になった場合、今回の出走馬の中では特筆すべき速さではないのですが、比較的内側の枠順でどこまで有利にレースを進められるかがポイントになりそうです。

アブレイズ

父はキズナ、母はエディン。母のエディンは20戦5勝で父父はトニービン、母父にタイキシャトルをもっていたものの、自身はその末脚がなかなか発揮できずな感じでしたが、逆にその子供のアブレイズは血統的にその末脚で勝負するタイプのようです。
今年のヴィクトリアマイルは7着という結果でしたが、上り3Fの32.9はこのレースの勝ち馬のソダシの33.4を上回るスピードです。
ただ、斤量が今回は56kgを背負うので、その時の最速を見ると33.7と少しは遅くなってしまうところ。ただ中山で同じ斤量の時のスピードは34.6で、その時は中山牝馬で12番人気ながら2着と健闘しているので、このデータをどう見るかがポイントだと思います。

アナザーリリック

父はリオンディーズ、母はアンソロジー。アンソロジーの母父はサクラバクシンオー。同じ(母は違うけど)母父をサクラバクシンオーを持つ名馬ではキタサンブラックがいます。
差し、追い込みのレースが多く、中山では菜の花賞2着、アネモネ賞1着という成績を残していますが、今回のメンバーではそこまで末脚が早いイメージはありません。
過去のレースを見ると下馬評通りの順位を走るイメージが強いので、もしこのレースで馬券圏内の人気に絡むようでしたら買ってみるのもありなのかもしれません。

シャーレイポピー

父はミッキーアイル、母はオリエンタルポピー。父はミッキー(マウス)で、母はオリエンタル(ランド)というネタではなく、父はディープインパクト産駒の名馬ミッキーアイル、母のオリエンタルポピーはキングカメハメハを父に持つなど血統は折り紙付き。
ここ2戦の重賞で京成杯は0.3差、中京記念は0.4差と悪くはなく勝ちレースのパターンは逃げ、先行で前に出るレースを得意としているので、今回騎乗の横山武史騎手がどのような策で出るかがポイントだと思います。
逃げ・先行策で序盤スピードを出しても、1600m以上のレースで上り3Fは最速33.1。2022年の最速は33.8と追い込み勢から逃げ切るスピードは充分あるかと思います。
また、斤量が53kgのハンデがどこまで有利に働くかもポイントだと思います。

レイハリア

父はロードカナロア、母はライトリーチューン。母のライトリーチューンはマンハッタンカフェを父に持つ血統です。
これまで1200mと短距離レースが中心ですが今回距離延長で1600mのレース初参戦です。
レースは序盤からハナを切るレースを仕掛けると思いますが、初の距離延長で斤量もはじめて56kgを背負うなど不安材料が目立つ展開です。
ただ血統的に父は1200mだけではなく1600mでも実績は充分でしたし、母のライトリーチューンの自己最高成績は新馬戦の1600m3着と、血統的な適性はゼロではないかなというところですが、不安材料をフォローするには少なすぎる情報でしょうか・・・

フェルミスフィア

父はエピファネイア、母はフェルミオン。母父はアグネスタキオンで、父や母父の血統的に距離が若干短い印象がありますが、母のフェルミオンは短距離、マイル路線でデビュー戦の1勝のみの馬だったので、まあまあ血統的にはという印象です。
貯金のレースでは1400mという距離と杉原騎手との相性が良いのか、安定した成績を残しています。ただの逃げ馬だったら少し厳しいかなというイメージもありましたが、この馬が不気味なのは、高尾特別では序盤3番手から、その次の新潟日報賞では12番手から1着と、距離は1400mのレースですが先行でも差しでも勝負ができること。それを今回鞍上の杉原騎手がやっているということが不気味なところです。また、序盤前に出ても後ろから出ても末脚は変わらず安定しています。
恐らく今回のレースはほかのメンツの末脚の速さを考えると、先行策で来るのではないかと思います。距離延長でその末脚で勝負ができるかがポイントだと思います。

シャドウディーヴァ

父はハーツクライ、母はダイヤモンドディーバ。母親の系統はノーザンダンサー系の血統街路強く、
ヴィクトリアマイルではアブレイズと同じ上り3F32.9で追い込むも9着で、その後のレースの上り3FもエプソムCで34.6、府中牝馬Sで33.5、ジャパンCで34.5と、距離関係なく末脚は安定しています。
鞍上のD.イーガンがこの特性をどこで生かすかがポイントだと思っています。

ライティア

父はディープインパクト、母はG1のアメリカンオークスで3着の実績があるシンハリーズ。
逃げタイプの馬ながら、上り3Fの末脚も33.3とハナを切ることができれば差し、追い込み勢からも逃げ切れる足はあると思います。
今回のレースは同じタイプの逃げ・先行馬が目立つことから、序盤の位置取りとレース展開が出来れば勝機はあると思います。

ローザノワール

父はマンハッタンカフェ、母はダノンスズラン。母は中央では勝ち星を挙げられなかったものの園田で2勝を挙げた牝馬。
典型的な逃げ馬。恐らく隣のゲートのライティアのハナ争いを演じると予想しています。
このレースが最後ということなので、おそらく逃げを行う際まっすぐ逃げに向かうのか、隣のライティアの前に出て進路をブロックしてくるのか。他の逃げ馬の中でベテランの田中勝春騎手がどのような騎乗をするかがポイントだと思います。
今年4着のヴィクトリアマイル、テルツェットと着差なしの3着だったクイーンSの走りができれば有終の美を飾る走りができるのかもしれません。

ミスニューヨーク

父はキングズベスト、母はマンハッタンミート。
母父のマンハッタンカフェの血統を考えると今回の距離は少し短いかもと思っています。
昨年のターコイズSの勝ち馬。中山では掲示板に確実に乗る安定した走りがあること、ここしばらくは主戦騎手がM.デムーロに代わり安定した成績を残しています。
昨年のターコイズSは15番手から追い込んでの勝利でしたが、今回は斤量が2kg増えているのですが、昨年の中山牝馬Sでは同じくらいの末脚を見せているので問題はないと思います。
昨年より外国人騎手が多いレースなので、その中でM.デムーロがどのようなポジションで騎乗できるかポイントだと思います。

エリカヴィータ

父はキングカメハメハ、母はマルシアーノ。父、母共に勝ちレースでの勝利パターンは末脚を生かしての勝利が多く、エリカヴィータもここまで上げている2勝は、そのレースの最速の自己ベストの末脚で勝っているというパターンです。
鞍上の福永祐一が騎乗したレースは優駿牝馬9着、秋華賞13着とイマイチでしたが、この時に斤量は55kg、今回は54kgの斤量で末脚勝負はできるかもしれませんが、斤量54キロのレースで出走した際に唯一勝てなかったのが中山の1600mのフェアリーS(10着)だったので、今回はどうなるかなと思っています。

ウインシャーロット

父はスクリーンヒーロー、母はマリアヴェロニカ。母のマリアヴェロニカは中央で2勝を挙げた牝馬。
デビュー以降掲示板からはじれたことのない抜群の安定感。逃げ馬ながら末脚も上がり3F33.3と追い込み馬並みのスピードを見せています。
鞍上の石川騎手は今年度のチャンピオンズカップで初のG1を取るなど勢いもあります。
ターコイズは逃げ馬が不利といわれたり、枠番も大外ということがどれほど影響があるかというところが気にはなります。

フィアスプライド

父はディープインパクト、母はストロベリーフェア。
斤量は53kg、差し追い込みからレースを進めるタイプです。
前走が同じ中山の1600mの秋風Sで勝ち上がりなので、そのままの勢いで勝ち上がることが出来れ場と思いますが、今回初めてコンビを組む大野騎手の騎乗次第と思います。

気になる馬

ママコチャ、ウインシャーロットは気になるところですが、ともに前に出るタイプの馬で、前に出るタイプの馬が昨年はとことごとく沈んでいるので、この2頭をいれるか、前に出る馬は潔く切るかがポイントだと思います。
そうなると、シャーレイポピー、アナザーリリック、ミスニューヨーク、フィアスプライドの差し・追い込みで中山である程度の実績がある馬が展開的には有利かなと考えています。プラスアルファでフェルミスフィアが前に出るか後ろに来るかも一つのポイントだと思います。
また、外国人騎手も多く昨年とは違った展開も予想されます。
スカイグルーヴは場体重次第。末脚が魅力のアブレイズ、シャドウディーヴァは当日のH.ドイル、D.イーガンの騎乗次第だと思います。ここらあたりは当日次第ですね。

差し馬、外国人騎手をどう評価しようか。難しいところです。

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