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アナログDJセット、最初にやるべきセッティング

DJプレイ用機材を購入したら、まずはこのセッティングを行いましょう。これを最初にきちんとやっておくことで、不必要な機材トラブルが少なくなります。


「ターンテーブルが水平かどうか」

ターンテーブを購入したら1番最初にやりましょう。このセッティングはターンテーブル本体を水平にし、針にかかる圧力を真下に落とすことで、レコードの音を正しくミキサー側に伝えます。また、プレイ中に発生する音飛びやスケーティング(針が勝手に滑っていく)の発生を抑えます。この設定はターンテーブルの4本の足を回して設定します。スマートフォンをお持ちの方は、コンパスアプリをターンテーブル上に置いて設定すると簡単です。お家のセットなら初回に調整してしまえば、その後はほとんど必要ありませんので、必ず行いましょう。

ターンテーブルの水平調整について


「トーンアームのバランスは適切か」

ターンテーブル本体の水平が取れたら、次はトーンアームの設定を行いましょう。トーンアームはカートリッジ(レコード針)を接続する金属のアームで、プレイ中の「針飛び」と「音質」に密接に関係しています。例えば、アンチスケーティングのセッティングが不完全だと、レコードをこする際、カートリッジが外側に滑りやすくなります。またトーンアームをレコードと水平に設定することで、カートリッジとレコード双方に負担がかかりません。

トーンアームの設定


「カートリッジ(レコード針)の接触

中古のカートリッジによくある事ですが、見た目には接続されていても、音が左右どちらからしか出ていなかったり、音が極端に小さかったりすることがあります。これはカートリッジとトーンアームの接触不良が原因です。家ではどうしても大きな音を出せないため違和感がわからなかったり、違和感は感じていても、ミキサー側で調整してしまっていることで、見落しがちな不良です。
カートリッジ持ち込みのフロアだと、自分のカートリッジに替えた時に初めて気づいて相当焦ることになります。きちんと確認しておきましょう。

カートリッジの接触不良について

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