TRPG-310-JP マスカットのタルト

アイテム番号:TRPG-310-JP

プレイヤークラス:Beginner Intermediate

通常卓プロトコル:TRPG-310-JPは周囲の家に偽装されたサイト-100にて保護します。TRPG-310-JPの行動に制限を与える必要は無く、通常の人間と同様に食料、設備、娯楽を与えてください。

説明:TRPG-310-JPは■■県■■市で発見された、一般的なタルト生地にマスカット(産地不明)が盛り付けられているお菓子です。

特徴的な点として、通常の人間と同様の思考回路、感情、及び日本語の使用が可能であり、かつ通常のタルトに比べて遥かに大きな物体であることが挙げられ、そのサイズは測定により30cm四方と判明しています。

20■■年■■月■■日、某SNSにて「■■■■」と名乗って活動していた所をエージェント ■■■■・■■■■によって発見され、機動部隊 こ-58「神話探偵」によって確保されました。

補遺:対象への実験により切り取った約数秒後により大きな体積を有する方のTRPG-310-JPが完全に修復されることが判明しました。修復されなかった方のTRPG-310-JPは先述の人間的機能を失い、通常のタルト菓子と同様の物体に変化します。なお、全体が可食部であると判明しており、切り取った部分全てに異常性は認められていません。
この報告を受け、MD0評議会により食料問題の解決策の一案としてTRPG-310-JPを使用する試みが為されましたが、TRPG-310-JPからの「なんか自分が世界中で食われてるの気持ち悪い」という発言により現在計画は中断されています。

事案1:202■年■■月■■日、通常通りTRPG-310-JPを観察していた所、突如その付近に複数の人型実体が現れました。(以降、これらをTRPG-310-JP-A群と呼称)
現れたTRPG-310-JP-A群には凶暴性が見られなかったため、一時的に収容しインタビューを行った所、おおよそ常識的な受け答えが可能であったもののそのいずれも存在しない戸籍/名前を自称し、全てのTRPG-310-JP-Aが異様な状況に直面したことがある旨を述べました。
現在その事象についての議論が担当チーム内で行われています。
(以降各TRPG-310-JP-Aに番号割り振りを行い区別化)
この事案を受け、TRPG-310-JPのプレイヤークラスはBeginnerからIntermediateに変更されました。

事案2:202■年■■月■■日、TRPG-310-JP-A-3が突如収容セクターを破壊し、他のTRPG-310-JP-Aと共に脱走を図りました。一部のTRPG-310-JP-Aを再収容したものの、残りのTRPG-310-JP-Aは現在も捜索中です。

<監視カメラの映像記録>
14:00 TRPG-310-JP-A-3が謎の力により自身のセクターを破壊。
風の塊のようなものが手から放出されていた。
14:05 TRPG-310-JP-A-3が他のTRPG-310-JP-A収容セクターを順に破壊。徐々に疲労していく様子が見られる。
14:20 TRPG-310-JP-A-3によりサイト-100内全収容セクターが崩壊。
このタイミングで職員が到着、鎮圧を開始。
14:30 一部TRPG-310-JP-Aを確保。何が起こっているか理解しておらず、近くの部屋に避難した者もいた。
一方、TRPG-310-JP-A-3がTRPG-310-JP-A-1,TRPG-310-JP-A-4を連れサイトを脱走。その後の行方は不明。
同時刻、TRPG-310-JP-A-9が白衣を着衣した後カメラに背を向け、何らかの動作を行うと突如消失した。
また、TRPG-310-JP-A-5,TRPG-310-JP-A-22に関してはTRPG-310-JP-A-3たちとの合流の際に判別が不能になり追跡に失敗した。共に脱出したかどうかについてはデータ不十分であり現在調査中。
<記録終了>

これらの事案についてTRPG-310-JPに聴取した所、「あの子たち、脱走したんだ。なかなかやるね」と述べ、以降の質問には答えませんでした。我々はTRPG-310-JPがこの脱走へ関与したどうかについて、今後も聴取を続ける予定です。
この脱走事案を受け、TRPG-310-JPが意図的にTRPG-310-JP-Aを誘導している可能性が示唆されたため、TRPG-310-JPのプレイヤークラスをAdvancedに変更するか否かについての話し合いが現在行われています。



プレイヤークラスとは?
そのプレイヤーが一般的にTRPGをどれぐらい生活に組み込んでいるかに応じたクラス分けです。
その定義上、視点が異なれば判定も異なります。
このクラス分けはTRPGのシステム数・知識量・プレイ時間に必ずしも依存するわけではありませんが、先述の要素が判断材料に使われることはしばしば見受けられます。

「×で埋まった伝助テスト」(Densuke filled with "×" test)とは?
「×で埋まった伝助テスト」とは、プレイヤーの「最も適切なプレイヤークラス」を判断するために使われる非公式のガイドラインで、下記のように行います(この際参加者は全員仲が良く、日常生活が忙しくなく、可能な限り参加するものとします):
・「その人」に伝助を入れてもらい、そのまま確認したとき、全体的に○が多いのであれば、その人はおそらく[Beginner]です。
・「その人」に伝助を入れてもらい、そのまま確認したとき、×や△が時々あるのであれば、その人はおそらく[Intermediate]です。
・「その人」に伝助を入れてもらい、そのまま確認したとき、ほぼ×であり日常生活が心配なレベルであれば、その人はおそらく[Advanced]です。
・「その人」自体が伝助を作成しているならば、その人はおそらく[Game master]です。
・「その人」に以前は伝助が必要だったものの、現在は直接確認すれば問題がないのであれば、その人はおそらく[Session partner]です。
・「その人」が伝助を入れてくれず、かつその人が卓を破壊してくるのであれば、その人はおそらく[Crazy]です。
・「その人」に伝助を入れてもらい、そのまま確認したとき、他の人の伝助と丁度交互に×が来るのであれば、あなたはおそらく[Unlucky]です。

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