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FIREして、半年ROMって。

FIREして半年が経ちました。この半年間で感じたことを振り返り、今後の活動方針について書きたいと思います。

まず、一番の感想は、時間の流れが非常に遅く感じられることです。体感的には、この半年間は以前の1年半〜2年分くらいの時間を過ごした感覚があります。仕事を辞めたことで半年分の収入をロストしましたが、その代わりに寿命が1年以上伸び、いや、末尾に追加ではなく今の42歳の若さ(?)に寿命が1年以上挿入されたことを考えると、非常に良い決断・ディールであったと感じています。

仕事は楽しかったし、やりがいもありました。半年以上かけて引き継ぎも行ったので、不義理もしていないと思います。でも、自分が居なくなったあとの話が耳に入ってくると、もっとああしていたら良かったとか、いやいや自分がやってた頃のやり方の方が良かったよとか色々考えてしまってストレスなりそうなので、困ったことがあったら連絡は取れるようにしつつも、なるべく耳に入らないように気をつけて、自分への連絡手段をじわじわ絶ちました。
一度だけ会社に遊びにいって質問タイムを設けましたが、その後ヘルプの連絡は一度も貰わなかったので、引き継ぎがちゃんとうまく行って問題なく回っているのかな安心しています。(自分がめっちゃヘイトを買っているだけかもですがw)

いつか時間ができたら録り溜めたアニメや漫画、ゲーム、映画を楽しみたいと思っていましたが、実際にその時が来て一つ気づいたことがあります。それは、時間が無限にあってもやりたいことの熱意や優先度が低いと、結局やらないということです。特にコンテンツ消費系は手軽に気分転換ができますが、気分転換したくなるような活動をしていないと楽しくありません。

また、仕事をしていなくても焦燥感が湧かないことに驚きました。むかし、渋谷で夜勤明けの帰り道に、反対方向に仕事へ向かう人たちを見てふと猛烈な不安を感じたことがありますが、今回は全く平気でした。

これらのFIREした先人たちがどこかで書いていたような気付きを得るのに半年も費やしてしまったという気もしますが、一般的なリタイア年齢まで数十年を残してこの事に気がついて腹落ちできたので、長期的には元がとれそうです。

今感じている課題は、このようにタイパを考えてしまって100%純粋に今を生きられていないことです。将来のために今日を生きるのはもう人生も折り返したのでやめたいのですが、身体に染み付いてしまってなかなか抜けないですね。ラッキリの「週休8日」が刺さります。。。


それで、このままのんびり暮らしても良いのですが、年金がもらえるまで退屈に耐えられなさそうなのと、親が最近リタイアを考え始めていて、息子の自分がリタイア生活を先に見せつけるのも悪いなと思うところもあり(親にはショートブレイクと伝えている)、ぼちぼち再起動しようと思っています。

とりあえず手始めにタイミーで20うん年ぶりのバイトをしたり、習い事を始めたりしはじめているので、これだといわゆるFIRE卒業ですかね。。
S&P500とか相場が調子悪くなってから言うとダサいきがするので、割と絶好調のここでFIRE卒業宣言しておきます。

自分は手を伸ばすとそこにチャンスの女神が通りかかるタイプなので、早速面白そうなプロジェクトの話が来たり、手伝って欲しいと誘われたりして、わちゃわちゃしています。書くネタが増えそうなので、今後ちょくちょく更新してゆければと思います。

※写真はアメリカに観に行った皆既日食です。そういえば去年の年初に24新卒のインターンを自分が受け入れる話になりつつあり、それだと2024年4月頭の皆既日食を観に行きづらいじゃないか〜!と思ったのが仕事辞める遠因だったので笑

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