たそがれたかこ

姉からコミックスをもらった。
「たそがれたかこ」1巻と2巻。作者は入江喜和さん。

入江さんと言えば、昔モーニングに連載していた「杯気分! 肴姫」というマンガが大好きだった。単行本は一時期手放してしまって後悔してたけど、新装版が出てたのでめでたく買い直し。
私はその他の作品は読んでいないのだけど姉は読み続けていたらしい。
で、オススメってことでまずは2巻まで、と。

読んでみての感想。
(多少ネタバレあります)

まず、雰囲気が好き。人とか街並みとか。
それから、主人公たかこの考え方が自分と似てるなーって思うところがたくさんあって、勝手に共感。自信がなくて臆病なところとか、人付き合いが苦手なこととか。
物語の主人公ってなんか妙に前向きだったり、悩んでても問題解決して進んで行ったり、あるいはめちゃめちゃ悲惨でどこまで落ちていくとか、そういうのが多いと思う。そりゃそうだよね、地味で動きのない日常を物語の世界で読むのもなぁってのもわかるから。
でも現実は地味でスローなんだよね。そういうのを書くのが入江さんは上手い気がする。リアルだなーって思わされる。

そんな主人公も、偶然の出会いから人間関係が広がったり、ラジオで聞いた若者の歌に心惹かれたり、どんどん動いていくわけだけど、その変化もなんかこうリアルっぽくていいなーと思うわけで。

先が読みたい!とまんまと思わされてしまった。
姉よ、2巻までというのは絶妙な勧め方だったぜ( ̄▽ ̄)
調べてみたら5巻まで出てる模様。買っちゃうかー!明日大きな本屋さん行こう♪


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