【勝負は好きだけど競争は嫌い】

 note始めたものの、イマイチまだ使い方がわからないw マガジンって何だ?これから勉強します…。

 半世紀生きちゃいましたよ。半世紀。すごいなー。徹夜も多く不規則な生活、食事も不摂生なのに健康で今まで生きてこれたのは本当にありがたいことだと思う。もう残りの人生はあと少しなのかな、と、思うこともあるけど、基本、私は100歳まで生きるつもりなので、まだ折り返し地点w 「美人薄命」や「天才は早く死ぬ」には縁がなかったけど、今まで元気にそれなりに楽しく生きてこれたので美人でなくても天才でなくても良かったなーと思う。

 このnoteを書き始めた理由はそんな自分の人生を振り返ってみたかったり、今の自分の考えに矛盾がないか、信念曲がってないか確かめたかった、というのが大きい。

 私は子どもの頃から誰かと競争することが嫌いだった。もともと「1番」というものに縁がなかったし(突出した得意分野はなかったけど何でもそれなりにこなしていた)、何かの1番になりたいという気持ちもまったくなかった。運動会の徒競走なんてもともと運動苦手だったし、苦行以外の何者でもなかった。負けず嫌いの性格だとは思うんだけど、「勝負は好きだけど競争や争いは嫌い」という、ちょっと矛盾にも感じてしまう性格。なんだろう、絶対的な価値観での勝ち負けでは勝ちに行きたいけど相対的な順位は必要ないというか。

 そういう意味で音楽は非常に私の性格に合っていたと思う。誰かにとっての1番好きな曲は誰かにとっての1番好きな曲ではないことなんて当たり前。コンクールという競争的なものがあるけど、私はそこには縁のない音楽生活を送ってきた。私が書く曲が誰かにとって1番であればそれでいいと思ってるし、2番でも3番でも好きでいてもらえればいいなと思う。よくある「ライバルは誰ですか?」という質問も私には意味がない。だってライバルなんていないから。きれい事のようだけど、本当にそう思ってます。誰かと自分を比較することなんて無駄だと思ってるし、○○さんみたいな作曲家になりたい、と、思ったこともない。素敵な曲を聴いて「こんな素敵な曲を書けるなんていいなー!私も書きたいなー!」とは思うけど「この人の曲に負けた」とかは全然思わない。

 そんなふうに勝負はしても競争はしない、という精神でずっと生きてきた。それがいいのかどうなのかわからない。けれど競争をしないということはものすごく精神的に楽。自分の価値観だけを信じていればいい(もちろんその価値観は客観的にも見ます)。出来が良くても悪くても自分が生んだ子がこの世で一番可愛くて愛しい。惑わされることもないしブレない。音楽って厳密には順位付けするものでもできるものでもないしねぇ。コンクールの順位が絶対かというとそうではないと思うし。※コンクール否定派ではありません。

 残りあと半世紀生きるつもりだけど(笑)、曲を作り続ける限り、このスタンスで生きていこうと思う。勝負はするけど競争はしない。ひねくれものだな。自分でこれが1番と思う物をいつまで生み出せるかな。まだまだ精進!

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