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コロナ禍で40℃の高熱を出すとこうなります。

やっとパソコンの前に座れるくらい状況が落ち着きつつあるゴリィです。7/14に40℃の高熱を出し一時意識が朦朧となり、危険を感じたため救急車を呼びました。

今回はそんな話です。「闘病記」の記事なのですが、少し防災の要素も混じるので今回のヘッダ画像は「防災」のものにしています。


37.0℃の6時間後が40℃

問題の7/14。朝から少しだるさはあり仕事を休んでのんびりしていたのですが、夕方になってくると少し体が熱いような気がしてきて、熱を測ったら37.0℃。僕はこのくらいの熱はしょっちゅう出すので放置しました。

しかし、6時半ごろ熱を測ると38.5℃。ここでお手伝いしている配信主さんに「お休み」の連絡を入れました。

7時過ぎには39℃台に突入。自分が今まで経験したことのある最高体温は39℃。意外に体はなんともなく、今回もそうだったのですが、上がり続けていたので「#7119」に電話(ここで一度「#9110」に電話した時点で少しおかしくなり始めた)。ここの内容は後述。

で、40.0℃に突入したわけです。


水分が取れてトイレに行ければ41℃くらいまでは様子見でいい

#7119でアドバイスを受けた内容を説明しますね 。電話の時点では39.1℃くらいだったかな?。聞かれたのは、

「自力で水分が取れて、自力でトイレに行けますか?」

というので「今は大丈夫です」と答えたら、「これができていれば40℃台になっても大丈夫です。41℃はさすがに高すぎますけど。」

へえ、人間の体って案外丈夫にできているんだな。

ちなみに、自力でトイレには行けましたが、この状況で自己導尿なんてできるはずもなく、ただ、自力で小便をして終わりました。


救急車を呼ぶ

お手伝いする予定だった配信をゴロ寝で見ていたんですが、だんだん体がキツくなってきて、仰向けになり、音声だけで聞いていましたが、徐々に配信内容が分からなくなっていきます。明らかにトークの内容が飛び飛びになり、歌もレコードの針が飛んでいるように飛んでいる感じで、だんだん話している内容や歌っている内容すら分からなくなってきました

少し頭が通常になってきた段階で熱を測ると40.0℃。トイレに行くのもふらつき始め、次第に尿意を感じても行けなくなり、ここで救急車を呼ぶことにしました。

消防は割と近いところにあるので5分もせずに到着しました。すぐ来るのは分かっていたのでベッドに座って待っていて、救急隊員の方に支えながら歩いて救急車にのりました。救急車内でも担架に寝ることはなし。


搬送先が決まるまでの50分間

まず、救急隊員の方から「宮城も最近コロナが増えているからなかなか患者さん受け入れてもらえないんだよね」と言われました。

話には聞くけど、なんでだろ?まだそこまで増えてないと思うけど・・・

そう思っていました。しかし、「次はこの病院当たるね」が徐々に知っていても遠いところになっていき、だんだんと聞く病院が聞いたことになっていき、7つ目の病院でようやく受け入れてもらえることになりました。

病院に着いてまず行ったのが「外」でPCR検査用の検体の採取。鼻の奥に綿棒を2回突っ込まれました。次に、やはり「外」の「プレハブ」内に用意されたCT検査。次にプレハブの「別棟」に移り尿検査。ここでようやく「プレハブ」内部の3つ仕切りのあるうちの1つに通されました。

ベッドがわりのストレッチャーに寝て血液検査と点滴、心電図と血中酸素濃度を測る機械をつけられしばしの安静。この時点での熱は39.3℃だったそうです。

そこで2時間ほど滞在したでしょうか。その間に救急搬送されてきた患者さんはすべてこの部屋に通され、3つあったスペースは埋まりました。どうやら、発熱の有無に関わらず、PCR検査は急患全員にしているようです


高熱の原因が判明「尿路感染」

血液検査の結果から、「尿路感染」の可能性が濃厚といわれました。自己導尿を夕方からしていないし、CTを取った時点で2時間くらいトイレに行っていなかったので当然ですが、腎臓まで尿が逆流していたそうです。それが感染をひどくした原因だとか。

(CTの結果の説明からいくと、「膀胱機能不全」が「水腎症」の正体でほぼ確定らしい)

「大学病院がかかりつけ」という話はしていたので、医師が大学病院に電話で対処を確認しているうちに、機械類を外され、点滴だけ持って病院の本棟の「点滴経過観察室」に通されました

つまり、「新型コロナウイルス陰性」が分かるまでは外に作られた「プレハブ棟」にもれなく滞在となるわけです。


「導尿」と抗生剤点滴

大学病院からの指示は「導尿で全部尿を出し切って抗生剤を点滴する」ものだったようで、点滴経過観察室に入るとすぐにカテーテルが入れられ絞り出すように導尿してもらいました。お腹や下腹部を押して流し込むような感じで、僕も腹筋を緩めたり力をいれたりすると、僕の中に溜まっているとされる500mlが出尽くしたようです。

そして、点滴が終わると会計と抗生剤の飲み薬を処方され、タクシーで帰宅となりました。家に着いたのは朝4時を回っていて、明るくなり始めていました。


その後の経過

翌日もまだ38.5℃の熱があり、昨日くらいからようやく昼間は平熱の範囲で少し高い位になっていますが、朝と寝る前は高くなります(37℃台)。

導尿は熱があっても再開しています。もともとカテーテルを手で触るので、手を洗ったとしてもその間にあちこち触れるのは避けられず、多少の菌は入るそうですが、通常は尿が菌を排出してくれるので、「滅多にはならない」そうです。

特に自己導尿のあとはトイレに頻繁に行くようにしています。そのためか、自己導尿で出る尿量はこの一見前と比べて4分の3くらいになっています。


まとめ①:トイレは億劫がらない

自己導入されている方は、通常のトイレでも自力で出した「尿量」を計測することになっていると思います。それが億劫で僕はトイレに行く回数が減っていたのですが、それがいちばんの原因かな、と思っています。

少しでも尿意を感じたら億劫がらずにトイレに行き、菌を小便で流し出す、これをちゃんとやらないといけないな、というのが今回の学びです。

あとはカテーテルのケースに入れる「消毒液」。使えば使うほど減っていきます。僕は3日に1回の交換といわれているのですが、3日目くらいになるとカテーテルの半分くらいが消毒液に浸ってないんですよね。それに気づいたので、まめに継ぎ足しをしないとな、と思いました。


まとめ②:コロナの感染判明者数のこと

時々、SNSで「東京でコロナ増えているといっても病床使用率とか全然余裕があるんだからそういう報道はやめて、オリンピックは有観客に戻せ」という「素人意見」を目にします。

専門家」が言っているのではなく、「素人」です。意思表明には自由がありますし、僕も素人なのでこういう専門的な話を素人どうしが議論してケンカになるのは大変バカバカしいと思うので、「そういう考え方もあるか」くらいにみています。

それはさておき、救急隊員さんの「コロナで感染者が増えているから搬送先見つけるのが大変」というのは今回その理由を見たような気がします。

ひとつの病院しか見ていないので軽率なことは言えませんが、僕が運ばれた病院のように「救急患者全員にPCR検査をする」となっていれば、僕の運ばれた病院の受け入れ可能数は「」で、僕があのプレハブ病室にいた間他に2人搬送されてきたので、僕が陰性確認されて場所を移るまでは「受け入れ不可能」になっていたわけです。

そう考えると、別の素人意見として、「感染者の数もやっぱり無視はできないかもね」と思っています。

繰り返しますが、素人意見どうしで議論するのはバカバカしいですし、専門家なら素人意見は華麗にスルーしてください。なのでこの記事に限りコメントはできないよう設定しますね(笑)

では、今回は2つのまとめがあるというおかしな記事になりましたが、参考にしていただければと思います。

最後までご覧くださいましてありがとうございました。

轟RADIO「こころいろ」(闘病記連載)

轟RADIO「トドろき防災」(防災記事連載) 合同



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